アラド戦記:オズマエピック装備について

投稿日 2021年10月14日 最終更新日 2021年10月14日

5種類あるオズマエピック装備の特徴についてまとめていきます。


ディーラー用オプション
 オズマエピックはシロコエピックと異なり、ダメージ倍率上昇オプションがティアマットセットを除いてすべて共通となっている。また、セットオプションがダメージに直結するわけではないので、手に入れた装備をとりあえず使うという運用も可能。

 

●アスタロス(恐怖)
 覚醒と95レベルを除くアクティブスキルのレベルが上昇する。適用されるスキルレベルは10秒ごとにランダムで変わり、セット効果でチャットで特定の文言を打つと好きなレベル帯の効果に変更することができる。ただしチャット効果のクールは20秒なので、好みのスキルレベルを確定で維持できるのは20秒中10秒だけである。

発動するスキルレベル上昇効果
●70、75、80レベルスキル+ 1
●20、25、35レベルスキル+ 1
●40、45、60レベルスキル+ 1

 ランダムオプションは数値ではなく、チャット文言に対応するスキルレベルの組み合わせが変わる。そのため黄色オプションである必要はなく、使用部位すべての色をそろえることの方が重要。

 このような性質のため、選択セットとの相性が良い。また、一部職業が持つ「全スキルの攻撃力を上昇させる効果を持つアクティブスキル」にもこのオプションが適用される。該当スキルのレベル上昇=ダメージ倍率上昇に等しいため、ダメージ倍率特化のティアマットよりも強い場合すらある。該当職は是非採用したいところ。

パッシブもどきアクティブスキルの適用職
バーサーカー(渇き)
男ネンマスター(雷鳴、螺旋の念)
女ネンマスター(雷鳴)
男女喧嘩屋(挑発)
エレメンタルマスター(超越のルーン)
召喚士(ヘイロム)
エレメンタルボマー(エレメンタルシールド)
氷結師(アイスロード)
男クルセイダー@バトル(ユピテル)
異端審問官(聖火)
くのいち(残影を残す)
カオス(カリスマ)
ドラゴンナイト(アストラ)

※スピッドファイアは残念ながら、今後のバランシングでフラグレの効果が強化弾に統合されます。エルブンナイトのチェーンラッシュはピンポイントでレベル帯からハブられて死にました…

 

●レッドメイン(トーチ)
 高レベルQスキルのクールタイム減少に特化したセット部位別に45~80レベルのスキルクールタイムが10%減少する代わりに、HPやMPの最大値が減少するペナルティを持つ。全部位装着でHPが16%、MPが36%減少する。

 ペナルティの仕様は、ダンジョン入場後のHP、MPゲージが装備で指定された割合だけ減ったままの状態となり、回復スキルやアイテムを使っても回復しない。例えば全部位装備だとダンジョン入場後にHPが100-16=84%の状態でスタートし、これ以上は何をやっても回復しないというシステム。100%の値が下がるわけではないのが特徴。

 セット効果でMP消費量が減少し、5セットでHPとMPが毎秒0.5%ずつ回復するオプションが加わる。これによりMPについてのペナルティは完全に相殺されるが(最大40%軽減)、HPが減った状態そのものは緩和されないため被弾に注意。そのため改悪や憤怒のようなエピックセットと相性が悪い。

 

●ティアマット(絶望)
 他のエピック装備に比べてダメージ倍率上昇値が1%ずつ高い。その代わりに特定スキルを使用するとHPが減少し、回復アイテムやスキルの効果が低下するペナルティを持つ。

 2セットで回復ペナルティが、3セットでHP減少ペナルティが緩和される。ランダムオプションを黄色にした状態の3セットならHP減少のペナルティを打ち消すことができる。5セットにしても消耗品の効率がさらに減少するだけでユーティリティ上のメリットはない。

 よって黄色オプションで3セットを運用するのが最も合理的。なお、靴は他部位より1%だけお得な増加量。逆に単品~2セットでの使用はHP減少ペナルティを完全にうけることになり、特にクールタイムの短めな主力スキルが該当する場合には致命傷になり得る。

 

●べリアス(破滅)
 速度などのユーティリティに特化したセット。装着すると頭上に破滅の魂が生成され、破滅の魂が存在している間は自動回復、速度、的中率などが大きく上昇する。魂は最大HPの10%以上のダメージを5回受けると破壊され、再生成に20秒かかる。また、魂オプションが的中率である肩防具を除き、すべての部位に的中率増加がついている。

 セット効果では魂の維持や再生成を助けるオプションが加わり、2セットではまだ不足だが3セットあれば常時維持も困難ではなくなる

 ダメージ倍率が低いわけでもない上に速度上昇が得られるため、攻撃、キャスト速度の恩恵が高い職業に向いた装備となっている。

 5セットを使わない場合は、肩を除く3セットが主流。肩の的中率上昇は紅玉の呪いくらいでしか役に立たない。

 

●ローゼンバッハ(犠牲)
 生存力に特化したオプションが得られるセット。キャラクターのHPの20%分の耐久力を持つ保護膜が得られ、一定時間被弾がなければ修復されていく。保護膜が完全に破壊されても、10秒間被弾しなければ最大まで回復する。

 部位によって被ダメージ減少、HP/MP回復、移動速度上昇、HP回復量増加などの効果が得られる。複数のセットを装着するほど、保護膜の強さと修復力が増大する。部位別のユーティリティは被弾時発動のうえ、その効果も生存力強化のため、狙って発動させる意味はない。

 火力上昇に役立つ専用オプションが1つもないのがデメリット。シロコレイドや黒い煉獄までは多少被弾してもごり押しできるという意味で、ロドスセットによるディーリング機会の増加という恩恵があった。しかしオズマレイドでは被弾回数がそのままペナルティギミックへとつながってしまうので意味がない。

 ただし、砂漠セットやパーフェクトコントロールのような被弾すること自体がペナルティを生み出す装備との相性が良い。保護膜とは要するにキャラクター本体を被弾そのものから保護するバリアーであるからだ。またはティアマットセットを用いていてペナルティが発動する状態であったり、改悪や憤怒のような生存力を低下させる効果を持つエピックを使用している場合などは2セットを混ぜて使用すると立ち回りが楽になる

 以上のように、生存力を上げたいときに2セットで用いるのが最も無難な使い方。3セット以上はエンドコンテンツの攻略を主眼にする場合、完全に趣味レベル。

 

各セットの一口メモ
アスタロス:特定スキル特化。選択やダメージ倍率アップアクティブと好相性。
レッドメイン:高レベルQスキルのクール減。スキル配分によっては使えるかも。
ティアマット:単純に強い。靴込み3セットが最もお手頃。
べリアス:速度が火力につながる職に向く。3セットなら肩以外で。
ローゼンバッハ:生存重視。他エピックのペナルティ回避で2セットが便利。

 

 

 

バッファー用オプション
 支援職でオズマエピックを使用する場合も、基本的なバフ力は単品オプションに集約されている。ペナルティもディーラーと同様だが、一部セットにはバッファー専用ペナルティもあるので要注意。バッファーの場合ユーティリティ効果がダンジョン攻略に与える影響は少ないので、純粋にバフ力が高いセットを模索することとなる。

 エピックやセイクリッドと同様、各キャラクターのステータスや装備種、バフ面と覚醒面を分けているかどうか、スキルレベル、残り香と煉獄オプションなどによりオプションバランスが変わるため、万人に共通する最適解は存在しない

 

●アスタロス(恐怖)
 ペナルティがない代わりにメリットも持たない。覚醒面ではそこそこだがバフ面では倍率が劣るため採用価値が薄い。ステータスオプションの比重が高いので、ステータスが低いバッファーだと多少効率が上がる。

 

●レッドメイン(トーチ)
 治癒スキルの回復量が大きく低下する。特に低レベル回復スキルの弱体化が厳しい。バフ力はアスタロスの上位互換で、バランスの良いオプションとなっている

 

●ティアマット(絶望)
 最もバフ力に特化した装備。30レベルスキルの上昇量が3%と高く、50レベルスキルの上昇量も良い。治癒スキルのペナルティに関しても、基本的に全回復できるタイプのQスキルのため1~2部位程度ではさほど気にならない。ただしエンチャントレスでフルセットを用いると黒い森の棘の持続時間が大きく減少するため、立ち回りに注意する必要が出てくる。

 

●べリアス(破滅)
 すべてのオプションがステータス上昇で、バフスキルの倍率上昇オプションが存在しない。そのためステータスの低いバッファーにとっては運用の価値が出るが、付与や増幅をしっかりしているプレイヤーが積極的に採用するメリットはない

 

●ローゼンバッハ(犠牲)
 最もバランスの良い装備。ステータス上昇がない代わりに、30バフスキルのオプションで力知能と攻撃力が均等に上がり、50レベルスキルの上昇量も悪くない。

 単純なバフ力ではティアマットの下位互換だが、ユーティリティオプションが他のパーティメンバーにも適用されるのが大きなメリットとなる。その代わりに保護膜の適用HPが5%と極端に低い。セットオプションの方はディーラーと同じため、最大で5+20=25%となる。パーティ向けのユーティリティオプションを考慮すると、2~5セットでの運用が望ましい

各セットの一口メモ
アスタロス:ペナなし&メリットもなし。ステータス寄り。
レッドメイン:回復スキル弱体。OPバランスは良い。 
ティアマット:バフ力特化。1~2部位ならデメリットも弱い。 
べリアス:ステータス上昇特化。弱いバッファー向き。
ローゼンバッハ:バランスが良い。PT全体に利便性効果。

 シロコ装備と比べて組み合わせの選択肢が増えており、ペナルティのあり方を含め良く考えられていると感じました。シロコと比べて運要素が必須というわけでもないので、通えば必ず報われるのも魅力ですね。