ポケモンユナイト:Tipsと日記@2021/8/4環境

投稿日 2021年8月14日 最終更新日 2021年8月17日

 各ポケモンのバランシングから1週間以上がたち、ある程度環境も見えてきたのでプレイの間に気づいたことをTipsとして挙げていきます。


全体について
 この手の対戦ゲームにおいては、確固たる答えがあるわけではなくても「多くの人が最適解と思っている」ムーブがある場合、それを知っておくことは重要になります。仮に自分や味方チームがその動きを取らない場合でも、「相手はこうしてくるかもしれない」と判断できるからです。ということで、最近の風潮と思われる傾向についてまとめてみます。

 

 

編成について
 2:1:2が基本であることは変わりありませんが、一時的に下レーンをブーストする1:1:3に切り替える戦術が行われることもあるらしい。後述しますがカジリガメ戦において下ルートの第1ゴールの有無が非常に大きいため、ここを落とすor落とされるのが非常に影響力を持つことが理由です。ただ、ソロで野良に参加する場合にこのような高度な連携を行うのはリスキーだと思います。なので1回目のカジリガメ前に上レーンの2人が下りてくるタイミングが重要となります。なお、この傾向のため中央ルートのポケモンがレベル5になった時に一時的にサポートに回る(ガンクというそうですね)レーンは下という風潮が確定しました。

 

 

中央ルート(ジャングラー)について
 中央の絶対的メタとしてゲッコウガが君臨するようになりました集団戦にも強くオブジェクトも一人で落とせるため、キャリー力が尋常じゃないのが理由です。他にはエースバーンやリザードンなども活躍する場合があります。

 その分ゼラオラやカイリキーの入る余地は少なくなりました。ゲンガーはまだオブジェクトを一人で削る能力が高い分、上手い人なら戦況を動かせるか? ファイアローやアブソルに関してもメタから外れますが、中央の方が活躍の可能性があるのは確か。とはいっても上位キャラの枠を奪っている分の活躍が求められるので、しっかり戦術を組み立てて挑む必要はあります。ファイアローに関してはオブジェクトのキルをスティール(トドメだけかっさらう)するのに非常に適しているので、相手チームにいるときは要注意。

 

 

上下ルートについて
 ルカリオはどちらかというと中央より下レーンが定番になった感があります。強さ的には最上位ともいわれる安定感は健在。レベル5から活躍できるため、下レーンでの序盤の攻防を有利に働かせることがメリットです。これにディフェンスorサポートを合わせたり、時にはアタッカーが来ることも。

 

 最近は2進化ポケモンを上ルートに行かせるパターンが増えてきました。それほど下ルートでの序盤の攻防を重視する風潮が出ているわけです。ピカチュウやアロキュウを下に配置して序盤から積極的に攻める流れも見受けられます。補佐役はプクリンが多いですが、カビゴンを下に置くパターンも。

 

 フシギバナに関しては、キャリーには向かないものの純粋に強いうえにソーラービームの射程の長さもあり、採用頻度が上がっています。上レーンでもいいですが、バナの場合初期に覚えられるはっぱカッターが強力なのもあり、他の2進化よりは下レーンでも初期から比較的動きやすいです。

 

 なお、リザードンやエースバーンのような2進化ポケモンについて、カジリガメファイトの際にあと少しで進化できる場合、少しファーミングをしてしっかり活躍できる状態にしてから参戦するというパターンもあります。ファーミング中に戦線崩壊してしまったら元も子もないので、特に野良では難しい判断になりますが。

 

 

オブジェクトについて
 基本的にオブジェクト(カジリガメ、ロトム、サンダー)を殴るのは、敵に横取りされる危険性の低いときがベストです。例外として、相手チームが殴っていて取られそうなときにラストアタックを狙う(スティール)場合や、最後のサンダーを取れなければどうしても負けるとき、一か八かでひたすら殴るという事例はあります。

 

 敵に横取りされる危険性の低いときというのは、もちろん相手チームが全滅して復帰していないときや、別レーンで生き残りが揃っているときが最適解です。とはいえそうそうない機会だと思うので、生き残った相手チームのポケモンを迎撃して撃破or足止めしている間に、オブジェクトを殴るのが得意なポケモンに倒しきってもらうパターンが多くなります

 

 オブジェクトを倒しやすいポケモンとして、エースバーン、ゲッコウガ、リザードン、あと弱体化はしたものの一応ゲンガーなんかもいけます。育ち切ったらガブリアスも強いそうですが、如何せん現環境では採用する積極的理由が見当たらない。

 

 一方、ラストアタックを狙う場合には相手チームを無視してオブジェクトにタイミングよく、できるだけ強い攻撃を当てるなどします。ファイアローのそらをとぶやユナイトわざ、フシギバナのソーラービーム、カビゴンのヘビーボンバーなどはスティールしやすいわざとなります。

 

 そして一か八か殴るときは、例えば敵が戻ってくる前に倒せるかというサドンデスの場合、全員でひたすら殴り、敵がやってきたときには足止めできるポケモンが足止めするくらいになるでしょうか。このパターンはもうバクチなので細かい立ち回りは理屈ではなく感性になると思います。強いて言うなら全員が同じベクトルで行動したいところですが。

※敗色濃厚で残り30秒切った時、プクリンで真ん中に行くと相手チームのアロキュウが1人でサンダーを削っており、残り1ミリだったのでダメもとで突撃したらLAをとってしまい、しかもギリギリゴールが間に合って勝利という奇跡的な試合を作ったことがあります。何事も油断しないように。

 

 

カジリガメについて
 倒した時の経験値量からカジリガメが重要視されるのは相変わらずです。しかし、亀を取られたからといって負けが決まったわけではありません。レベルが相手に負けている場合には獲得経験値量にプラス補正がかかるので、しっかりファーミングすればレベルは追いつくことができます

 

 そして、サンダーを取った場合勝つ確率が大幅に上昇する点についても、以前と変わりはありません。なので例えば亀を2回取られたにもかかわらず、サンダーを取って勝てるパターンはそこまで珍しくないのです。亀で大差をつけられたからと言って即諦めるのは早いしっかりレベルを上げてサンダータイムに臨みましょう

 

 カジリガメを取ることができた場合、極力下レーンの第1ゴールを奪いたいところです。もちろん戦況が良くなければ無理しないほうが良いですが、相手側のゴールをなくすことによって2回目のカジリガメファイトの際の拠点(やオボンの実)を失わせることができるからです。

 

 逆に亀を取られた場合はできるならゴールを守りたいですが、そのために無理に突撃してデスを重ね、経験値を相手に与えつつゴールまで奪われると目も当てられないので、戦況によっては諦めてファームに移りましょう。なお、先ほども述べましたが1回目のカジリガメ出現前に敵の第1ゴールを破壊しようとする動きも活発になったりしています。こうしたバランスのとり方は、もう個人の感覚と価値観によって変わるので正解はありません。強いて言うなら、やはり味方が同じ方向性の動きで協力し合うことが何より勝利の可能性を高めるみたいなところはあります。

 

 

ロトムについて
 ロトムについては正直、あえて狙うかどうかに賛否両論というところがあります。しかし基本的には、カジリガメを捨ててまで取るべきオブジェクトではないという立ち位置は多くの人が持っていると思われます。問題は余力があれば倒すのラインをどこに引くか、ファームとの兼ね合いにおける優先順位をどこに置くか、といったバランスの問題になるため、何が正解ということはできません。

 

 カジリガメファイト前にロトムをあえて倒すことで、相手チームに対して圧をかけるという考え方もあります。ただしこれに関しても、あくまで亀の争奪戦に支障をきたさない範囲になると思います。あるいは亀を絶対に取れない戦況の場合に、諦める代わりにトレードでロトムを得るという考えの人もいるようです。これに関してはあっさり亀を渡してしまうのもなかなかではありますが、戦力差がどうしようもない場合には選択肢の1つとなるのかな程度に思います。

 

 上レーンの第1ゴールについては「取られても良い」というスタンスも増えています。これは上下問わないのですが、ゴールを破壊されるとその手前のエリアに野生ポケモンのタブンネが沸くようにな、経験値の上で有利になるからです。下レーンはカジリガメの関係でデメリットが大きいので、上だけは取られてもしょうがないねという考え方ですね。また、劣勢の試合で相手のレベルに追いつくために「無理に守ってデスを重ねずゴールを与える」という選択肢もあるというわけです。

 

 ただし、残り2分を切った状態でロトムがゴールに突入してしまうと極めて危険2倍の点数を相手に与えてしまい、しかもそのゴールが壊れる(サンダーと同じ状態)からです。この場合だけは極力ロトムに破壊されないようにしましょう。

 

 

サンダーについて
 基本的に、サンダーを取って全員がゴールを入れたらほぼ勝てるのがポケモンユナイトです。なのでどんな場合でも共通の原則は敵にサンダーを取られないことです。サンダーを取れば勝てるともいえますが、中途半端に横取りされたり、相手チームに全滅させられたりするリスクを残した状態でサンダーを殴るのは、少なくとも勝っている場合には非効率的な戦い方となります。なので取られないこと、ということを最低の基準とします。

 

 実際にはサンダーを取られても勝てる場合はありますが、それを前提に行動したら大抵負けます。理想はサンダーを倒したメンバーを全滅させることですが、よほどの戦力差かプレイヤースキル差がなければ逃げきられてしまいます。とはいえ中央に集まった状態だと、サンダーを取られた瞬間に全滅させることができる可能性があるわけで(今日そんな試合もありました)、やはり最初からサンダーを完全放置するのはリスクが高すぎる、となるわけです。

 

大差でリードしている場合
 明らかに大勝している場合は、中央に集まって敵がサンダーを取りに来るのを阻止、全滅させることが第一ステップです。とはいえ残り時間2分を切るとサンダー関係なくゴールポイントが2倍のため、空き巣ゴールを全員にされてしまっては元も子もありません。なので例えば中央に集まるにしても上下のレーンに近い草むらに1人ずつ隠れ、上下レーンを取りに行くポケモンがいないか注意するなどの対処法が求められます。

 

 相手チームを全滅させられたら、サンダーを攻撃して敵の復活+移動時間までに倒しきれるのがほぼ確実なら倒してしまうのも選択肢です。残り時間によるのですが、2分まるまる守り切ろうとすると予期せぬ事故が起きる場合があります。取れるなら取ってしまった方が良いのは確かなのです。ただしファイアローなど、超遠距離からスティールを狙ってくる場合があるので復活した相手がいるときは要注意です(やられたことがあります)

 

 逆に、残り時間がわずかでサンダーのHPも満タン、相手チームも真ん中に集まっていない場合などはサンダーを取られてもゴールを入れに来る前に試合終了になるので、ゴールを入れに行ったり、自ゴールを守って空き巣を防いだりする動きも選択肢に入ってきます。

 

リードor拮抗の場合
 拮抗または若干勝っているときの対処はなかなか判断が難しいです。理想は相手チームを全滅させてからのサンダー撃破ですが、このような場合レベル差がついていないため逆にやられてしまうリスクも大いにあります。自陣ゴールを空き巣された上でサンダーをスティールされるなどという悲惨な状態もありえるので、できるだけ相手チームメンバーの位置を把握しつつ臨機応変に対応する必要があります。とはいえ結局のところ、サンダーの周辺に集まりもしないという選択肢はありません

 

 残り時間が少ない時は、やはりゴールを入れに行くなり守りに行く選択肢を取る必然性も上がってくると思います。とりあえず若干勝っているor拮抗程度では、空き巣ゴールされて逆転など、サンダーをどっちも取らないままでも負ける危険性があるので、少しでも点を取るかサンダーを取るか、しっかり考えて行動するべきです。

 

劣勢の場合
 負けている場合も、サンダーを完全放置したら一気にとどめを刺されてしまうのでしっかり体制を整えた状態でサンダー周辺に集まる必要があります。相手がサンダーを殴っている場合、基本としては戦力的に勝てる可能性があるなら殲滅させてからサンダーを取れば良いですし、無理っぽさが漂ってきたらスティールを狙うことになると思います。

 

 相手チームがサンダーを殴っていない場合、勝てる可能性があるならやはり戦うことになりますが、それが無理な場合は空き巣ゴールに頼らざるを得ないかもしれません。とはいえ集団戦で味方の敗色が濃厚になると相手が油断してサンダーを殴ってくれる場合もあるので、しっかりチェックしておく必要があります。何にせよ点を取れなければ勝てないのだから、その可能性を増やす行動を惜しまず、でも無駄に死なないように行動すべきです。


 といった感じで、最終的にサンダーを取られたらカジリガメに関係なく負ける可能性が大幅に上がるという事実があるので、どんな戦況でもサンダーをおろそかにするわけにはいきません。

 最近の野良マッチングではサンダーを放置してゴールにこだわるプレイヤーも多々いますが、あくまで空き巣ゴールは正攻法ではなく、サンダーリスクを最小限に抑えた上で行うものであることは前提に置いておく必要があります。

 あと、やっぱりレベルが大事なので、ちょっと暇だなと思ったり、ちょっと苦戦してるなと思ったりしたら相手チームに付け込まれない程度にファーミングを行い、特にアタッカーなら最低でもレベル12以上でサンダー戦(キャリーなら13以上が理想)に臨めるようにしたいところです。

 私もまだまだ上級者といえるほどこのゲームを理解しつくしているわけではありませんが、ある程度の期間プレイした中で感じたことの傾向をまとめてみました。

 

日記

 最大の魔境地帯と噂のエリートをやっと抜けられました。大変だった・・・。最近のエリートクラスの野良プレイヤーは亀を取られたらすぐ降参しようとしたり、協調性のない動きをしたりする人が比較的多く見られたため(セオリーを知らないだけの人の割合は減りました)、プレイしててつらい試合も多々あったので本当にうれしいです。もっともっと早くソロでのランク上げをしっかり行っておくべきだったと思っています。

 


 エリート帯を抜けるにはキャリー力を上げるしかないと思い、ワタシラガメインを脱却してゲッコウガやエースバーンを練習しました。補助が足りない場合はプクリンをメインに出していましたが、サポは味方依存度が高いゆえにこのランク帯ではいまいち勝率が伸びません。とはいえそのおかげでだいぶキャリーの動きも慣れて、エキスパート昇格直後の試合でちょっと面白いくらいの成績を上げられたので貼っておきます。

 とはいえMOBAはチーム戦です。味方同士で連携が取れていないと、悲惨なくらいボコボコにされます(なのでそうなりにくいよう、キャリーのレベルを上げておきたいのもある)。1つのミスが全体の崩壊を招いたりするので、特にキャリーだと神経を使うし、上手くプレイできないことも多々あります。それを支援という形で支えてくれるサポート役の人の存在は必須だし貴重。なので自分もサポ役を行える状態は常に維持しておきたいです。

 できればこのままマスターに上りたいですが、エキスパートランクでの試合はどんな形になるでしょうね。とりあえず5割以上の勝率を保って1歩1歩上がっていきたいところです。