ポケモンユナイト:8/18改変後の雑感

投稿日 2021年8月29日 最終更新日 2021年8月29日

9/1日にはカメックス実装も控えていますが、とりあえず前回のアップデート後のプレイ感を。


●イワパレス

ステルスロック

わざの待ち時間を短くしました。

相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。

がんせきふうじ 相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。

 ディフェンスらしからぬピーキーなポケモンであることは相変わらず。運用さえ上手ければ活躍できますが、ディフェンス枠は取りづらい、また味方との連携を行わずに1人で暴れまわる動きをやりやすいキャラであることもあり、ヘイトを買いやすいところもあります。とはいっても「がんせきふうじ」での足止めも強力だし、ステルスロックは設置型でCCがないデメリットがありつつも、当たれば強いうえにオブジェクトを削るのにも向いていることから注目されています。からをやぶるで威力を上げつつ、コのしっぽとの併用でオブジェクトキラーに特化した運用を行う場合も

 

●ガブリアス

ステータス 移動速度を増加しました。
じならし 相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。
ドラゴンダイブ わざの待ち時間を短くしました。

 育ったガブリアスは非常に強いです。ちょっとよくわからないくらい強いです。しかしランクマッチでガブリアスが育ちきるまで待ってくれる試合がそうそうないのも事実です。次シーズンの環境が変わると猛威を振るう可能性がある、環境への適応度だけが極端に低い強ポケモンです。

 

●ヤドラン

なみのり 相手のポケモンに与える効果の持続時間を短くしました。
ねっとう

相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。

蒸気によるダメージによって「とくせい・どんかん」の効果が発動していなかった不具合を修正しました。

 なみのりの選択率が高すぎる事から調整を行ったのでしょうかね。あと、なみのり+テレキネシスにおける拘束時間の長さはなかなか凶悪でしたから、CCコンボを弱体化していく風潮でしょうか。とはいえピンポイントで重要なポケモンを狙ってのテレキネシスやユナイトわざを行ってくるヤドランは、相変わらず凶悪です。

 

●カビゴン

ヘビーボンバー 相手のポケモンに与えるダメージ量が減少しました。
とおせんぼう 相手のポケモンに与える効果の持続時間を短くしました。
じたばた わざの効果を強化しました。

ユナイトわざ

ばくすいインパクト

HP回復量が減少しました。

 ヘビボン+とおせんぼうという凶悪コンボが弱体化されました。ヘビーボンバーはスティール用としても重宝されていましたから、基本的に弱体。とはいっても元が強すぎたので致命的なものとはならず、今でも活躍しています。ただし「あくび」や「じたばた」を選択する人も増えてきたのは大きな変化。こちらもなかなか厄介。

 

●ゲッコウガ

えんまく

わざの効果を弱体化しました。

わざの待ち時間を長くしました。

みずしゅりけん

わざの待ち時間を短くしました。

相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。

かげぶんしん わざの待ち時間を短くしました。

 えんまくの弱体化はありましたが、元々の性能が高いことと致命的な弱体ではなかったため、今でも中央ルートの王者であることに変わりはありません。強化された「みずしゅりけん」を選択する余地が生まれたことは、「なみのり」の運用が苦手だった人にとって強化ともいえるでしょう。「かげぶんしん」については相変わらず「えんまく」が便利なことにより選択する人は少数派ですが、使う人もちらほら。ただしほとんどのチームでピックされるその定番さは、比較的ライトなプレイヤーにも動きを読まれやすい傾向がさらに強まっていると思われます。

 

●プクリン

ユナイトわざ

スター☆リサイタル

使用後、ユナイトわざゲージを能動的にためることができなかった不具合を修正しました。

 前回の強化により極悪な耐久性を誇るようになったプクリンは、バグ修正によって実質強化されたような状態に。近くにいるだけで妨害を自動的にかけてきたり、「うたう」による範囲妨害を仕掛けてきたり、あるいは「ころがる」により邪魔をしつつダメージを与えてきたり、相変わらず凶悪っぷりを発揮しています。ディフェンスかサポートかという区別以前にピックする意義があるサポタンク枠。

 

●エースバーン

通常攻撃 強化攻撃が準備されている間、移動速度が上昇していた不具合を修正しました。

 ドリブルしている間移動速度が上昇していたのはバグだったようです。これにより圧倒的な追撃力というアイデンティティが失われたため、前回の弱体化も含めてかなり下に落ちてしまったところは否めません。ただしオブジェクト処理能力は相変わらず高いので、それを意識してピックするなら使えないわけではないといったところです。

 

●アローラキュウコン

とくせい

ゆきふらし

草むらにいる見えない相手ポケモンにも効果が発動していた不具合を修正しました。
オーロラベール 範囲内にいる間「とくせい ゆきふらし」の発動頻度が上昇していた不具合を修正しました。

 草むらに「ゆきふらし」を行うのはバグだったようですね。これだけを理由にアロキュウをピックしていた人はそうそういないと思いますが、これに頼った運用をしていた人がいれば要注意。とはいえ後衛火力兼妨害役としての地位は揺るぎません。

 

●サーナイト

通常攻撃 強化攻撃が相手のポケモンの特防を下げていなかった不具合を修正しました。
サイコキネシス 命中した相手のポケモンの特防を下げる効果を追加しました。

 バグ修正と強化によってデバッファーとしての役割が増大。ただし育ちにくさと序盤の極端な弱さなどもあり、プレイヤーによって活躍度が極端に違うポケモンであることは相変わらずです。その不安定さから野良ランクマッチでのピックはあまり好まれていない立ち位置。ガブリアス同様、次シーズンのマップの仕様によっては一気に評価が上がる可能性を秘めているということでもあります。

 

●ウッウ

ぼうふう 一部の野生のポケモンにダメージを与えられなかった不具合を修正しました。

 バグ修正のみ。購入しないと手に入れられないポケモンのためピック率はそこまで高くないですが、序盤から活躍しやすいこととユナイトわざがハマれば戦況を一変させる性能を持つことから、使いこなせば十分に強い後衛アタッカーであることに変わりなし。

 

●野生のポケモン クレベース

ステータス 体力を減少しました。
てっぺき 防御・特防の増加量を減少しました。

 クイックマッチの中央にいるオブジェクト扱いのポケモン。異常に硬かったのはバグだったようです。

 

●バトルアイテム

だっしゅつボタン 待ち時間を増加しました。
ゴールかそくそうち 待ち時間を減少しました
エネコのシッポ 効果を強化しました。
プラスパワー 効果を強化しました。

 「だっしゅつボタン」の待ち時間が70秒に。とはいえ相変わらず使用率は最も高く、他をあえて使う理由があれば変更しても良い、という程度でしょうか。

 あと、エネコのしっぽについては前述のイワパレスのほかにゼラオラで使う場合も多々見受けられたり、場合によってはゲッコウガで使用している人も散見されるようになりました。オブジェクトの重要性が極めて高い状態に変わりがないので、強化に伴い再検討されたといったところでしょうか。

 

●その他

KOされたポケモンがバトルに復帰するとき、短い時間相手のポケモンのこうげきの影響を受けない状態になる調整を行いました。

 自陣から復活して出てきた直後にリスキルされるのを防ぐといったところ。とはいえポケモンユナイトでそのような状態になった場合、数秒の無敵時間があったところで戦況が覆ることもないのが現実。次シーズンではどうなるでしょうね。


 ということで、環境に変化は見受けられたものの、プレイ環境が大きく覆るほどの改変ではなかった模様。9月1日のカメックス実装でどのような変化が生まれるかは見ものです。今のところ勝ちに行くパーティのテンプレ化がかなり進行してしまっている状態です。敢えてピックする意義のない状態(つまり野良ランクマッチで心象が良くない)のポケモンが多数いる状態ですが、選択肢が増えることになるのか。