投稿日 2024年1月11日 最終更新日 2024年1月11日
これまでルーンの育て方や上昇させるべきステータスについて触れてきましたが、「どのようにステを盛っていくか」の観点から改めてキャラクター強化についてまとめていきます。
最初に上げるステ
このブログでも散々言っていますが、何より真っ先に盛っていくべきなのがモンスター特攻、会心率増加、会心ダメ倍率の3ステータスです。だからこそルーン強化が最優先といわれています。
つまりルーン育成の中で優先すべきは、適切なURルーンの変身と追加ステータス再生成、そしてレベルUPということです(ルーンは別記事にて補足解説予定)。
まずは各ステータスの特徴を軽くおさらいしておきます。
モンスター特攻 ・対モンスターで最もダメージ効率が良い。 ・最大適用値は200%。 ・ルーンの追加ステでは緑や青色。 ・対人では何も意味がない。
会心率増加 ・「会心の一撃」発生率を追加する。 ⇒会心の発生率の上限は75%。 ・75%以上にすると超会心率へ変換。 ⇒「会心」と合わせて75%以上じゃダメ。
会心ダメ倍率 ・会心発生時のダメージを割合で上昇。 ・会心が出なければ何も意味がない。 ・700%を超えると超会心ダメ倍率に変換。 ⇒これも「会心ダメ」は無関係に700以上必要。
対モンスター戦において最強のモンスター特攻と、対モンスター、対人戦両方強くなれるけど特攻より若干見劣りする会心率&ダメ倍率という構図です。もちろん3つとも上げていきましょう。なお対人戦用のルーンを作る場合はモンスター特攻の代わりに全職業特攻を上げることになります。
どうすれば伸ばせるか
当該の3つのステ(以降、「倍率ステ」と呼称。厳密には他にも倍率のものはありますが便宜上)を伸ばす方法は「ルーンの追加ステータス」厳選となります。他にも住居のステータスボーナス等ありますが、伸ばせる数値が低いためです。ルーン講座のリンクを貼っておきます。
ルーン初心者講座 初級:ルーンの基本 中級:UR使用上の注意 上級:URルーン導入のまとめ
このあと倍率ステを意識したルーン育成についての追加Tipsを書こうとしましたが、ボリュームが増えすぎたので記事を分けます。今回はステ振りに特化して解説します。
基礎倍率上限はいくら?
倍率ステを伸ばすとき、1つの目標となる数値は下記のようになります。
モンスター特攻:200% 会心率増加:75%(基礎会心込み) 会心ダメ倍率:700%(基礎会心込み)
「1つの目標」と言ったのは、会心率増加と会心ダメ倍率はこれ以上伸ばしても「意味がないわけではない」からです。これ以上伸ばすと超会心変換となり、1%あたりの効率は落ちるので一旦この値で設定してみました。一方モン特は200%をはみ出たら全く意味がないので注意。
もちろん、いきなりこの値を目指せというのは無理があるため、これから段階を踏んで説明していきます。なお、ここからの説明はかなりプレイスタイルや価値観に左右されます。数値の目安も便宜上のものですので、「これだけ伸ばせば良い」というものではないことを付記しておきます。
というか、リアルタイムでその時その時の数値によって「最適な伸ばし方」は変動していくので、ある程度大雑把な区切りでのばしていくしかないと思います。
とりあえず、論理を示すために複雑な文章になっていますが、わからない場合は色付きの文字だけ拾っても極力それなりに分かるようにはしていきます。
0.まずは数を増やす
出だしの時点で「このステータスをこれだけ強化しよう」と言っても、重課金勢でもなければ厳選コスパが悪いと思います。なのでURルーンをこれから増やしていこうという段階では、再生成で倍率ステ3種のうちどれが出現しても当たりと思って差し支えありません。まずは数を揃えましょう。ある程度整ったら次の段階です。
1.PvE特化ならモン特
対人戦に興味がない人は、モンスター特攻を最優先に考えましょう。他が一切伸びてなくても200%まで伸ばしきって問題ないくらいです。ステータスの文字色が緑色でも、数値によっては十分な強さとなります。ただし、無理に会心率増加や会心ダメ倍率を消してまで伸ばすのはまだ早いかな。
2.最終会心率を50%以上に
会心ダメ倍率をいくら盛っても、肝心の会心がでなければ話になりません。そこで「基礎会心率+会心率増加」の合計が50%以上になるのをひとまずの目安としましょう。「会心」は1000で1%らしいです。もし会心増幅があればその倍率が加味されて「基礎会心率」となります。
最終会心率=(基礎会心率)+(会心率増加)
基礎会心率=(会心)÷1000×(100+会心増幅/100)
例えば「会心」ステが2万ある場合、会心率増加が30%あれば50%に到達します。もちろん高いに越したことはないのですが、少なくとも半分くらいは会心を出したいところです。
この辺りの段階ではまだルーン盤にSSRルーンも多いと思うので、SSRの種類によってステ調整すると捗ります。
3.会心ダメ倍率アップ
会心率をある程度盛ることができたなら、会心が出たときのダメージを上昇させましょう。会心ダメ倍率も、基礎会心ダメ倍率との加算になります。とはいえ2000で10%と換算率が低めなので、基本的にはほとんど倍率で稼ぐことになります。
最終会心ダメ倍率(%)=100+基礎会心ダメ倍率+会心ダメ倍率
基礎会心ダメ倍率=(会心ダメ)÷200
で出た数値を当てはめることになると思います。雑に言うと例えば2万のときに+100%ですね。
最終会心ダメ倍率の上限が800%なのに「会心ダメ倍率」値が700%以降超会心変換されるのは、式にある100%が原因です。元の値を100%としているわけです。
どれくらいを目指すか、というと際限なくなるし体感は個人差ですが、とりあえず300~400%くらいを意識してみてはどうでしょうか。
ただし、この段階でモン特がまだ100%を超えていない場合、ちょっと低いかなと思います。できれば上げておきたい。
4.基礎上限を目指す
いよいよ火力の増加を実感できるようになってきたと思います。モン特200%と同時に、会心率と会心ダメ倍率を上限に持っていくための調整を行います。
先ほど式で示した通り、基礎会心率は「会心」1000で1%、基礎会心ダメ倍率は「会心ダメ」2000で10%であることを踏まえます。さて、改めて目指すべきボーダーをおさらいしてから解説していきます。
1.モンスター特攻:200% 2.会心率増加:基礎と合わせて75% 3.会心ダメ倍率増加:基礎とあわせて700%
まずモンスター特攻。これはもう大人しく200%目指してください。それ以上でもそれ以下でもありません。
会心率増加は「会心」値に左右されますが、大体50~60%の間くらいで収まると思います。例えば「会心」が20000あるなら会心率増加は55%で大丈夫。
会心ダメ倍率は「会心ダメ」に左右されますが、大体500~600%くらいになるのではないでしょうか。例えば「会心ダメ」が30000の場合は150%換算されるので、残り550%を「会心ダメ倍率」で稼げばOKという感じ。
なぜこのような調整をするかというと、これ以上倍率ステで火力を伸ばそうと思った時のハードルが高いからです。超会心変換には「会心」「会心ダメ」が無関係なので、これら2ステ込みの調整で基礎上限に行くと、次に火力が伸びるタイミングが「会心率増加75%以上」「会心ダメ倍率700%以上」になるまでお預けになるわけです。
※ルーンのフレドラが残念扱いされるのはこの辺りの理由です。最終会心率75%、最終会心倍率800%(ステ数値は700%)を達成すると、それ以降は基本的に「会心」「会心増幅」「会心ダメ」の数値が一切意味をなさなくなります。何でこんな仕様にしたのか文句を言いたいくらいの死にステになります。
5.超会心を出す
というわけで、ここからはかなり沼の領域です。微課金勢はまだまだ実現が難しい領域。とはいえそこそこ課金している人も意識して一応説明しておきます。
目標の目安A 1.会心率増加95% 2.会心ダメ倍率900%
目標の目安B 1.会心率増加125% 2.会心ダメ倍率1250%
超会心率/超会心ダメ倍率変換の効率は、一定数値ごとに悪くなっていきます。なので基本的には「超会心変換の効率が落ちない範囲内」のボーダーを意識して1段階ずつのばしていくのがベター。
私は会心ダメ倍率をまだそこまで伸ばしていないので、こちらは伝聞の数値となっています。目安Bのほうは1200かもしれない。
なお、どちらかというと超会心率の方が優先度高いと思います。会心率増加を125%にしたあとで会心ダメ倍率が900%、みたいなので全然良いかなと個人的な感想。なんならダメ倍率は一旦900で完全に止めても良いのではって思ったり。
ちなみに、ポックルのテティスを使う場合、星5にして会心率増加を95%くらいまで伸ばすのが大前提といっても過言ではありません。率は少しくらい足りなくても運用可能ですが、超会心が出ないのは論外です。ただしブレイク時は付け替える価値あり。そしてお菓子パーティでは無条件に強い。
6.他要素をいったん優先する
さて、4~5の項目くらいまでステを伸ばすと、そろそろ効率が一層悪くなってきます。そこで他ステを伸ばすことを視野に入れましょう。倍率ステ以外で大事なのは物魔攻>防御無視&力量or知力です。また、騎竜の進化にも力を入れる段階といえるでしょう。
物魔攻と力量/知力の比較に関しては「どちらも付く可能性のある」要素で選ぶ場合、物魔攻の方が数値が大幅に高くなります。なお、知力と力量の「会心ダメ」上昇効果は前述の通り既に無意味なので、同じ数値の物魔攻と力量or知力は等しい価値になります(だから数値の多い物魔攻が有利)。
物魔攻を積極的に盛る要素はいくつかありますが、主なものの例はルーン、騎竜再刻印となります。4~5の項目を達成した段階ではまだルーン盤に余力がないことが多いと思うので、再刻印⇒ルーンの順番に整えることになると思います。
再刻印については、まず最初に金(黄)ステを整えてから、それをロックして他の有用ステを盛ることをお勧めします。何しろ金ステの確率が0.7%のため、他をロックして金ステを狙うのはものすごくコスパが悪いからです。
目指すべき金ステ 鏡:調整枠 笛:騎竜の達人・破 血:騎竜威圧・力 泪:調整枠 羽:騎竜の達人・破 碧玉:騎竜威圧・力
調整枠は、片方が「破」、片方が「力」だとベターです。要は「盾がハズレ、破と力が3個ずつ」というのが無難な線ということ。そして調整枠以外はつく可能性のある金ステの方法が「盾」なので、必然に当たり枠が確定するという感じ。
当たりの金ステがついた騎竜装備ができたら、その他ステを厳選します。正直、金ステは20レベルからしか発動しないため、2個目以上を急ぐことはないと思います。つまり騎竜装備厳選は1つずつ行うのも1つの選択肢ということ(もちろんこの辺りの順序は好み)。
金ステがついていないものを「とりあえず適度に有用にしておく」のも意義のあることだし。
Lv15以下の理想厳選(魔法職) 鏡:防御無視 笛:力量⇒知力 血:物魔攻 泪:力量⇒知力 羽:物魔攻 碧玉:防御無視
物理職の場合は力量と知力の矢印を反対にしましょう。また、妥協として知力(物理なら力量)ステをいったん採用するのは一応アリとは思います。ロックするほどまでかというと微妙ですが。
騎竜進化については決まった量の素材を消費するだけなので割愛します。メイン竜と、それに影響を与える竜を優先しましょう。例えばスティンクルをメインで使っているならエストレリヤの育成も大事です。追加ダメージバフの数値が、もう片方の竜の進化と共に上がります。
というわけで、「火力を伸ばすためにまず倍率ステを盛っていくこと」を主眼にした内容プラスアルファ込みでまとめました。
分量がメチャクチャ多いこと、一部伝聞による情報もまじっていることから、計算式等にもし間違いがあれば指摘いただけると助かります。