アラド戦記:オズマレイド3段階のキャラスペックについて

投稿日 2022年5月6日 最終更新日 2022年5月14日

 オズマ3段のような最高難易度ダンジョンでは個人個人が「許容範囲」と思える基準が異なるほか、環境やプレイヤースキル、他プレイヤーの能力に依存する度合いが高いことから、記事を書く予定はありませんでした。しかし、3段階の攻略も一般的になってきた現状、1つの参考例としてまとめてみます。なお、2段階のボーダーや3段階の攻略については下記の記事でまとめました。

アラド戦記:オズマレイド2段階のキャラスペックに関して

アラド戦記:オズマレイド3段階の攻略について

アラド戦記:オズマレイド3段短縮ルート


ボーダー設定以前の大前提
 サンドバッグや名声を基準に参加の線引きを行うことには何ら問題はありませんが、これはあくまで要所で精神刺激ポーションやクリソスの強化ポーションを使用する前提の基準となっています(強化POTは序盤の低段階箇所なら闘神でも)。少なくとも3段階になったダンジョン、主に恐怖の大地以降は強化ポーションを使うべきところです(ただしオズマ持久戦は闘神でOK)。

 また、3段階参加レベルの基準になってくると、「真ん中装備」と呼ばれる職業の強さがダイレクトに響いてきます。さらに、エピック装備構成や立ち回りなどによって、いかにダメージ効率を最適化しているかが問われます(サンドバッグも一応練習したほうが良いです)。そのため、同じ名声値でもサンドバッグ数値に2倍近くの差が開くこともあります。

 例えば同じ名声18000程度でも、サンドバッグ18億のキャラと30億のキャラが存在し得たりするわけです。サンドバッグ数値は30秒に最適化していないセッティングの場合不利であったりもするので一概には言えませんが。いずれにせよ、名声は下限を見るものと割り切った方が良いでしょう。

 

 

名声基準のボーダー

3段階名声判断基準(ディーラー)
 ~16499:ほぼ基準未満。 
16500~:固定や知り合いでスペックが分かるなら。
17000~:ほぼ参加可能。ただし効率の悪い伸ばし方だと力不足。
17500~:参加可能。効率が悪くとも緑の主力は務まる。 
18000~:参加可能。赤PTの主力も務まると思われる。

※ブレイドのカタログスペックは名声+1000程度。
 ただし装備構成や動かし方がしっかりしている前提。
※バッファーはバフ面と覚醒の装備を使い分けると、
 名声16000程度でも十分な場合がある。

 本来であればあまり紋切り型での判断はしたくないところですが、とりあえず赤18000、黄17500、緑17000ならほぼ名声のみで判断しても問題ない可能性が高いですね。野良でそれ未満の場合、少しは装備など見た方が良いかも(あるいは他メンバーが強いとか)。

 ただしこれはあくまで全体のスペックが平均的である場合の参考数値です。現実問題として3段階基準を満たす人の割合は決して多くないこと、3段階のボーダーを大幅に超えた強者も一定数いることから、実際のレイドでは強い人が弱い人をカバーする編成で攻略している場合が多くなっています。なので、名声16000台の人が攻撃隊に存在する事例は多々ありますし、それが悪い事というわけではありません全体のバランスを見てクリアできそうなら、若干スペック不足のキャラクターでも攻撃隊の人数を埋めて、さっさと出発するという発想自体はきわめて合理的だからです。

 

 バッファーの場合、装備を1種類しか使っていないキャラクターは名声17000以上必須だと思います。一方、バフ面と覚醒面を分けるとセッティングによっては名声1000以上の効果が見込めるので、名声16000を切っていても全く問題ない場合があります

 バフ面をロドス2+ネックスor暗殺2にすると、強くなる代わりにさらに名声が下がり得ますからね。だからバッファーの人選は大変なんです。申請者は自分のバフスコアを把握しておくのがベターです。

 

バフスコア&サンドバッグ基準

3段階スペック判断基準
赤:バッファー25万、ディーラー平均25億
⇒ギリギリを攻めるならB23万、D平均20億程度だが、
 最適なダメージ効率でなければカザン等で苦戦のリスクが高い。

黄:バッファー22.5万、ディーラー平均15億
⇒サクサク攻略するための下限って感じ。
 あとはバッファーや他メンバーとの釣り合い次第。

緑:バッファー20万、ディーラー下限12億
⇒実際は誰かがキャリーする編成になりがち。
 2段の赤の主力が務まる程度なら問題はなさそう。

エテルナ:攻撃隊長次第
⇒他のパーティメンバーが強力なら可能性あり。
 ただし生存して効果を維持することが大切。
 レイドに入れるかどうかは攻撃隊長判断。

 現実問題、パーティ全員が同レベルの強さになる攻撃隊はほぼ存在し得ないため、足切りラインの参考数値程度に思っておいてください。赤パーティは野良だとカザンを安定してクリアできるかどうかがカギになると思います。カザンにすべての攻撃を理想的に当てることは難しいので、最低ボーダーではなくゆとりのある数値を基準にしています。アスタロスも無敵と強制硬直がありますしね…。名声のみで赤に入れられる参考数値を18000としたのは、「それ未満でもクリアはできるが、安定するかどうかが名声のみでは判断できない」というニュアンスです。

 黄色パーティは4人全員のスペックが分かるデータが足りないので(自分の固定では誰かがキャリーするかオーバースペック)、野良での自キャラのダメージなどから推測しています。ちょうどこのスペックに近いPTを編成する機会があったので、上記基準が苦労しない火力を得られるボーダーに近いことがわかりました。ディーラーの名声基準に関しては赤と似たような判断です。

 緑パーティは経験上、1人のディーラーが他をキャリーする構成になる確率が最も高いと思います。祭壇の処理しだいでボーダーも変わるので、攻撃隊の方針次第であることは頭に入れておいてください。緑はサンドバッグより持続火力に特化したメンバーをそろえる場合も多いと思われるので、基本的には名声基準で問題ありません。しかしエピック構成があまりに悪いと戦力になりづらいので、どんなに弱くとも12億は最低でも担保しておきたい、というニュアンスです。

 なお、エテルナに関しては完全にイレギュラーなので、攻撃隊長判断が全てです。他3名が強力なら、スペックが明らかに足りない火力を入れるよりは適切であることは確かなので、運用次第では便利な枠。


まとめ

3段階名声判断基準(ディーラー)
 ~16499:ほぼ基準未満。 
16500~:固定や知り合いでスペックが分かるなら。
17000~:ほぼ参加可能。ただし効率の悪い伸ばし方だと力不足。
17500~:参加可能。効率が悪くとも緑の主力は務まる。 
18000~:参加可能。赤PTの主力も務まると思われる。

※ブレイドのカタログスペックは名声+1000程度。
ただし装備構成や動かし方がしっかりしている前提。
※バッファーはバフ面と覚醒の装備を使い分けると、
 名声16000程度でも十分な場合がある。


3段階スペック判断基準
赤:バッファー25万、ディーラー平均25億
⇒ギリギリを攻めるならB23万、D平均20億程度だが、
 最適なダメージ効率でなければカザン等で苦戦のリスクが高い。

黄:バッファー22.5万、ディーラー平均15億
⇒15億Dでも適正程度の野良パーティで3分の1以上のダメージは取れる。
 あとはバッファーや他メンバーとの釣り合い次第。

緑:バッファー20万、ディーラー下限12億
⇒実際は誰かがキャリーする編成になりがち。
 2段の赤の主力が務まる程度なら問題はなさそう。

エテルナ:攻撃隊長次第
⇒他のパーティメンバーが強力なら可能性あり。
 ただし生存して効果を維持することが大切。
 レイドに入れるかどうかは攻撃隊長判断。

 ディーラーは足切りラインベースにするなら名声基準で大丈夫ですが、上記名声を超えるメンバーが揃うことは稀だと思います。申請者としては「名声17000越えのディーラーなら申請自体をあり得ないと思われる可能性は低い」と覚えておけばよいと思います。あとは攻撃隊長判断です。実際には人数が足りなくなりがちなので、16000台のキャラクターが参加していることは多々あります。ただし「入れる保証」は得られない、と思っておきましょう。

 バッファーは装備の使い分けや、その両面の整い具合により大幅にスペックが変わるので、申請者としてはバフスコア20万をできるだけ多く超えておきたい、くらいに思うのがベターです。ただし人数不足がはなはだしい場合、攻撃隊長判断で妥協する可能性が生まれます。強バッファーの人数はディーラーにもまして限られますからね。バフスコアの計算式に関しては、冒頭に掲載したオズマ2段のキャラスペックに関する記事で触れています。

 ここまで客観的な側面から述べてきていますが、実際問題、各攻撃隊のルールは攻撃隊長の判断一つにかかっています。独自ルールがあってそれに外れている場合や、重要視している基準に合わない場合、さらには何となく「ここがイマイチ信頼できない」という主観的な判断によって申請が通らないケースはあると思います。単純に今募集しているのは赤パーティだからボーダーが高い」というケースもあると思いますし。

 以上、オズマレイド3段階の参加基準について、1つの参考数値をまとめました。細かいことを言いだすとキリがないのでこの辺にしておきます。何にせよ、消耗品は絶対にケチらない、ギミックへの対処を理解しておく、サンドバッグなどで効率の良い攻撃方法を練習しておくことは大切です。