投稿日 2021年12月3日 最終更新日 2021年12月4日
前回の記事に続き、今回もオズマレイド2段階に関してまとめます。今回は、参加キャラクターのボーダーラインについて考えます。この手の話題はある程度主観的にならざるを得ないので、各リーダーのスタンスによって認識のズレがあることは念頭においてください。
ディーラー&シナジー
2段階のボスのHPは1段階の2倍近くにも上昇するため、単純に1段階の倍近くの総合火力を出せる必要が出てきます。とはいってもアラド戦記はバッファーの影響力が非常に高いゲームであるため、ディーラーやシナジーがそのまま2倍のスペックを要求されるわけではありません。
ディーラーやシナジーがダメージ倍率を稼ぎ、バッファーが固定値バフ(力知能+物理魔法独立攻撃力の加算)を稼ぐのが、最も基本的なパーティ火力を底上げする方法です。
※もちろんディーラー&シナジーも固定ステータスを底上げするに越したことはないですが、優先順位の話です。
というわけで、エピック&セイクリッド構成、称号&クリーチャー&オーラ&コレクト、魔法付与(特に属性強化)、タリスマン&ルーンなどでキャラクターを強化していくわけです。
冒険者名声によるDSの基準
現在ではキャラスペックの指標として、冒険者名声という数値が用意されています。この数値はそのまま強さとイコールではないものの、キャラクター強化を頑張っていることの指標になるため、実装後はレイドリーダーにとって大きな判断基準の一つとなっています。
なので、申請する側もある程度これを目安としてキャラ強化を行うのは妥当なところです。そこで、2段階チャレンジにおける名声判断基準の一例をまとめます。
オズマレイド2段階名声判断基準 ~15499:ほぼ戦力外。 15500~:固定や知り合いでスペックが分かるなら。 16000~:参加可能範囲。ただし効率の悪い伸ばし方だと力不足。 16500~:ほぼ参加可能。効率が悪くとも緑の戦力は務まる。 17000~:参加可能。赤PTの主力も務まると思われる。
レイドリーダーの判断や他参加メンバーの質などにより変動はありますが、おおむねこんなところでしょうか。16000あれば名声のみを原因として申請そのものを諦める必要はないと思いますが、装備の組み合わせや職業、プレイヤースキルなどにより戦力不足になり、他メンバーの質によっては苦戦する恐れはあります。
16500以上なら、抑えるべきところはしっかり押さえた上で、ある程度お金をかけているキャラが多いと思います。赤に振り分けられても自分のスペックのみが問題で失敗することはないでしょう。
17000あれば日本独自アイテムも整えたうえで良質な付与、増幅も行っていることが見込まれるため、スペック上での問題はほぼないでしょう。
16000未満のディーラーでサンドバッグ10億をこえることもあれば、16000以上のディーラーで10億を切ることもあります。さらにサンドバッグの数値がそのまま実戦に直結するとは限らないので、あらゆる数値は参考値にすぎないという側面は確かです。しかしそんなことを言っていては誰も判断できなくなるので、ある程度の基準で判断してしまうことは必須事項です。
もちろん、固定や知り合い多めのレイドであれば各メンバーの実際の戦力度合いも分かるため、多少数値が低くても臨機応変に編成すれば問題ありません。しかし野良レイドで参加者のスペックを完全に把握することは不可能であるため、名声や各リーダーが重視する強化要素によって、やや偏った判断をされることはやむをえません。
DSのサンドバッグ基準
サンドバッグ数値での自己判断基準についても考えておきます。オズマレイド基準となる30秒サンドバッグについては、以下の記事をご参照ください。
2段階サンドバッグの目安 ディーラー:10億(旧1兆) シナジー :7億(旧7000億) ※増幅値が平均+10より高い場合、これより強い方が望ましい。 増幅による伸びを実戦火力と等質と見なすのは難しいため。
とりあえずこれくらいあれば、スペックのみが原因で失敗することはないと思います。ただし、シナジー2人が含まれるPTの場合、もう少し強い方が望ましいと言えそうです(シナジーはこれが下限)。もちろん赤PTはできるならもっと強い方が良いですし、緑PTは少しくらいなら妥協もきくと思います。
しかし緑PTの火力過多度合いも実は重要で、2フェーズのオズマをどれくらい削れるかは攻略速度へ大きく影響します。むしろ赤、黄PTが楽に攻略できる基準を突破したなら、その余力を積極的に緑へ割り振ってしまっても良いレベルです。もちろん、緑PT最大の任務は、赤や黄PTが戻ってくるまで戦線を維持することなので、無理はしないように。
11/24のバランシングより前に、緑PTに参加した時のダメレポです。オズマのHP318兆のうち、56.8兆を削れていることが分かります。このように、緑PTの火力を盛っておくことは極めて効果的であることが分かります。
バッファーについて
バッファーに関しては、バフ面と覚醒面の2面併用が効果的であるがゆえに、視覚的な判断が難しくなっています。とはいえ基本的には、覚醒面の名声が16000以上あれば名声を理由とした申請自粛はしなくて問題ないと思います。
また、ステータス基準でいうと、女クルセイダーやエンチャントレスは9000、男クルセイダーは8500を超えていれば安心感を感じられると思います(オズマ装備なし基準)。装備種によってはステが低いため、ステータス数値をボーダーラインにすることはできませんが、見た目の安心ラインとしてはこんなものかな? 程度。
バフスコアによる基準
申請側では自分のスペックを認識できるので、自己判断をしたうえで申請するのがベストに違いありません。現在のアラド戦記ではバフスコアという数値でバッファーのスペックを測ることが多くなっています。
関係者ではないので掲載は差し控えますが、6chに自動で測ってくれるキャラクターを設置してくれている人もいるようですね。
自分で計算する場合、計算式は以下のようになります。
それでは、体感で2段階に無難に参加できるであろう数値を提示してみます。
バッファーのバフスコア目安 赤:20万 黄:19万 緑:18万5千 ※エンチャントレスは偏愛ありなしの平均をとるか、約1万プラスする。
スムーズにクリアしたいなら、ざっくりこんなものでしょうか。例えばこれより1万ずつ低くてもDSがしっかりしていればクリア自体は可能だと思いますが、人選が通るかは別問題です。
また当然のことながら、欲を言えば特に赤PTはこれより高い方が安心感が出ますし、DSの質によってはこれ以上でも苦戦する場合もあります。その辺りは個人の努力の範疇を超えるのでやむを得ないところではありますが。
黄色PTの質が低い場合は2フェーズのアルミスを赤PTが攻略する手もあるなど、具体的なバランス感覚は攻撃隊長の判断にゆだねられます。
エテルナの地位について
シナジー専用装備としてエテルナエピックがあります。火力が一切出せない代わりに味方の火力を高めることができます。オズマレイド0~1段では初期から頻繁に見かけられ、特に女ネンマスターの無限念壁は重宝されました。
しかし11/24アップデートでシナジー職のダメージアップ効果が自分にもかかるようになったため、少なくともシナジー2人構成のPTに含める意義はなくなりました。また、無限念壁は不可能となっています。
そのため、自分で火力を出せるシナジー職の下位互換になったことは否めません。もともとシナジー不足を補うために実装された装備でもあるため、適正な立ち位置に落ち着いたということもできます。
メインディーラーが異常に強い場合に限り、弱めの火力装備シナジーと比べてやや有利になる場合はあり得ますが、基本的にはエピック装備持ちが優先される場合は多くなると思われます。
0~1段であれば今後も攻撃隊によっては野良で参加することが可能でしょうが、野良2段の参入障壁は高いと思われます。固定や常連レイドなどで融通が利く場合はともかく、野良に申請するとしても参加できない可能性を前提とした方が良いでしょう。
オズマレイド2段階名声判断基準 ~15499:ほぼ戦力外。 15500~:固定や知り合いでスペックが分かるなら。 16000~:参加可能範囲。ただし効率の悪い伸ばし方だと力不足。 16500~:ほぼ参加可能。効率が悪くとも緑の戦力は務まる。 17000~:参加可能。赤PTの主力も務まると思われる。
2段階サンドバッグの目安 ディーラー:10億(旧1兆) シナジー :7億(旧7000億) ※増幅値が平均+10より高い場合、これより強い方が望ましい。 増幅による伸びを実戦火力と等質と見なすのは難しいため。
バッファーのバフスコア目安 赤:20万 黄:19万 緑:18万5千 ※エンチャントレスは偏愛ありなしの平均をとるか、1万プラスする。
この手のボーダーは個人の価値観によってピンキリとなるため(それこそギリギリクリアできるスペックを追求したらかなり下げられると思います)、あくまで1つの主観的な目安となります。とはいえ過剰にならず、でも苦しくない程度に考えるとこの辺りが妥当ではないでしょうか。