アラド戦記:ディーラー向けセイクリッド装備の考察 上着混合セット

条件設定は下の記事より。今回は上着&ネックレス&補助装備の混合セットについてまとめます。

アラド戦記:ディーラー向けセイクリッド装備の考察① 倍率ランキング例


古代深淵のローブ(深淵セット)
倍率比:105.23%
特徴:闇属性抵抗値でオプション発動
   スキルブーストが充実
   高めの火力倍率

元セットの評価
 フルオプション発動のためには闇属性抵抗61が必要覚醒を含むスキルブーストがついているため、真覚醒実装済みの職で真価を発揮する。またパッシブスキルが充実している職や覚醒スキルが強力な職に向いている。3セットにスキル攻撃力があるので、一部の強力なセットや神話を優先する場合を除き、3セットが好まれる上着混合3セットの中では火力用として最も無難に強く採用率が高い

セイクリッドの評価
 闇属性抵抗が通常の上着より5高い。セットの特徴であるスキルブーストをさらに全スキル+1したセイクリッドオプションが特徴。オプション3つのうち1つが固定値上昇であるにもかかわらずセイクリッド単品中最高レベルの評価を得たのは、元セットの強さに加えこのオプションが存在するためだと考えられる。

 ただしエピック改変によって他のセイクリッドが軒並み強化を受けたことにより、最上位の神話という立ち位置からは相対的に弱体した。とはいえまだまだ上位の性能ではある。本国における評価の下落に関しては、覚醒スキルのスキルブースト前提の評価であるということが、黒い煉獄やオズマレイドの高難易度での持久戦における評価が相対的に下がったという環境要因も考えられる

 

道を放浪する者の水牛コート(黄昏セット)
倍率比:94.47%
特徴:クールタイム減少あり
   ハイパーアーマーあり
   高いクリティカル率

元セットの評価
 95レベルスキルまでのクールタイムが減少する水牛セット。クールタイムやユーティリティを重視する装備にしては、火力倍率がマシな方である。覚醒スキルがクール減少から省かれているため、他オプションが相対的にマシになった状態である。また、ネックレス単品にクール10%減がついているため、クールタイム減少面で用いることができる。ハイパーアーマーは被弾時発動かつクール10秒、持続5秒のため、セイクリッドが無いならオマケ程度のもの。

セイクリッドの評価
 ハイパーアーマー効果に攻撃時発動が追加される。オプション3つとも倍率効果であり、その中に属性強化最大40も含まれていることから、セイクリッド単品における火力上昇率は軍神など最上級のセイクリッドと並ぶ。そのことから隠れた当たりセイクリッドとのひっそりとした評判を持っていたが、エピック改変により舞姫やトロピカ、時間の旅人などのクールタイム減少セットが強化されたのに放置を食らったため、相対的な地位は転落している

 オプションバランスの関係上本国では忌避されているとのことだが、日本の場合称号クリーチャー等によるバランス位の大幅な変更が可能なため、明確に弱いとは言えないことは今回の計算結果でも見て取れる総合的な評価はやや低めとなったものの、特に明確なデメリットもなく採用を忌避するほどではない程度のセイクリッドになったといえるか。クールタイム減少の価値をどう見積もるかといったところ。

 

終末の逆転(数奇セット)
倍率比:105.38%
特徴:偏ったオプション
   速度上昇あり
   セイクリッドで化ける

元セットの評価
 3セットで運用する場合、オプションの偏りが激しくセッティングに苦労するセット。物理魔法独立攻撃力が異様に高く、かといって属性強化が含まれていないので属性追加ダメージとの相性もよくない。単純な倍率もイマイチ。そのためセイクリッドがない場合は、比較的バランスの良いネックレス+補助装備の2部位で運用されることが多い。トロピカ3上着込みなどと組み合わされるが、これでも低めの火力倍率+明確なアイデンティティの無さから妥協の域は超えないと思われる。

セイクリッドの評価
 速度オプションが大幅に上昇。さらに上着の物理魔法独立攻撃力がスキル攻撃力に置き換わり、他2部位についていた同オプションは追加ダメージへと変更される。偏ったオプションから極めて整ったオプションへとまさに逆転させてくれるセイクリッド。セットの他部位の効果さえ塗り替えるという極めて尖った性能をしている。セイクリッドオプションが4つのうち2つ固定値と極めて残念であるため誤解されることもあるが、この特質のため装備セッティングの組み合わせ次第では強力なセイクリッドということができた。

 さらにエピック改変により、スキルレベル上昇範囲が1~48レベルと広がり、覚醒前スキルへの依存度が高い職、パッシブスキルが複数ある職や伸びが大きい職にとっては特に大幅な強化となった。これにより、誰もが知る最上位のセイクリッドとなり、速度上の問題(太極天帝剣を用いる職は特に)によって軍神を忌避するプレイヤーの多さもあり、本国でブレイド実装時に好きなセイクリッドをもらえるイベントでこれを選んだプレイヤーが少なくないほどまで価値が上昇した要は数奇セイクリッドを1位と思うプレイヤーが多かった)。

 スキル攻撃力の割合が高く、他オプションのバランスも良いことから、知恵の産物セッティングにおいても圧倒的最上位のセイクリッドと言われるただし、全身知恵の産物廃強化という富豪プレイをする場合に限っては術式セイクリッドにだけは勝てない。なぜならセイクリッドオプションが弱いためである。

 

世界を飲み込む怒り(憤怒セット)
倍率比:101.04%
特徴:被ダメージ上昇デメリットあり
   自分へのHP回復効果減少あり
   攻撃時HP少量回復
   持続ダメージというレアなオプション

元セットの評価
 各単品が高いダメージ増加率を持つことと、敵に与えたダメージのうち一定の%を3秒間持続的に与えるという珍しいオプションを所持していることが特徴。持続ダメージ効果は敵が無敵になっても続くため、不発してしまうことはない。また、このオプション自体がかなりレアなものであるため、実質スキル攻撃力上昇に近い効率を得られるのも魅力的。ただしイシスやシロコのようなディーリングタイム終了後に追い出されるダンジョンの場合、多少ロスが生じるリスクがある

 3セット着用の場合、被ダメージが上昇したうえに自分へのアイテムやスキルによるHP回復量が大幅減少するという大きなデメリットを持つ。そのためアイテム使用個数やコイン使用回数に制限のある高難易度コンテンツでは3セットは好まれない。ただし2セットは普通に強いので採用率が高い

セイクリッドの評価
 3セットのHP回復量減少効果が少しマシになる。セイクリッドオプションは4つとも倍率効果で、物理魔法独立攻撃力への偏りが激しいものの、スキル攻撃力が含まれている上に数値も悪くない。火力倍率的にはマシな方

 とはいえ3セットの根本的問題である被ダメージ上昇+HP回復量減少というレイドに不向きの効果自体は残っているため、採用は忌避されがち。しかも火力倍率が憤怒2セット+他の上着セイクリッドと比べて特段優れているわけではないのもそれに拍車をかけている。狂乱+次元セットとの組み合わせが主流ではあるが、上記の問題によりあまり推奨はしづらい。ロドスセットと組み合わせるとデメリットは削減されるが、その分火力も相対的に落ちてしまう。

 正直、一般的な腕前のプレイヤーであるなら、他にろくなセイクリッドを持っていない場合のみ何とか運用してみる程度ではないかと思われる。決して弱いわけではないのだが…。


 上着&ネックレス&補助装備の混合セットのセイクリッドは上着となるため、防具セットのセイクリッドと競合する点で明暗が分かれる結果となりました。混合セットでは防具セットも2~3部位使用することになるため、そちらのセイクリッドを使って混合セット側をネックレス+補助の2部位に抑えた方が良い場面も出てくるからです。

 とはいえ数奇は最上位、深淵も上位のセイクリッドなので、この2つを拾った場合は積極的に使っても良いでしょう。黄昏に関しては相対的弱体があったとはいえ使用にデメリットはないので忌避することはないですが、憤怒の方はデメリット効果をわきまえた上で使用するかどうかの判断が必要です。