【ポケモンSV】ゲームレビュー~あらすじと各コンテンツ紹介動画あり

 ポケモンSVを無事クリアしたので、こちらも随時投稿していこうと思います。珍しくスタートダッシュに全力を注いだやつ。サムネイルはゲーム内でのカメラ撮影です。

 まずは各コンテンツを初めて遊んでみた部分を紹介し、ゲームの大枠としての感想を述べたいと思います。細かいネタバレ部分はまだ記載しない方向で。

 攻略に関しては、何年ぶりかに全力疾走しきった達成感がありました。感想もまた述べますが、発売日に買った価値はあったと思います。


オープニング動画とあらすじ

 オープニング部分は上記の初回プレイ垂れ流し動画に含まれているので、気になる方はどうぞ。序盤のプレイ感も分かると思います。半年ぶりくらいのswitch録画だったので、OBSのバージョンアップで設定関連が変わったことに気づかず、この動画のみ無音でしたが…。

 

▲一部抜粋。最初のこのシーンだけで個人的にSVが好きになりました。

 主人公はオレンジアカデミーという学校の転入生。初めての登校日にネモという学生と知り合い、一緒に登校。その過程で謎のポケモンに遭遇します。

 そして色々ありつつ登校を果たした後、数日の学校生活を過ごした主人公は、課外授業である「宝探し」で“自分にとっての宝物”を探すために各地を巡ることになります。

 その際、生徒会長でチャンピオンランクのトレーナーであるネモからはポケモンリーグ挑戦への誘い、登校時に灯台で出会った学生・ペパーからは秘伝のスパイス巡りの旅への誘い、顔も見えない謎の人物「カシオペア」からは、不良グループ・スター団を退治する作戦への誘いをうけることに。

 

チャンピオンロード

 メインストーリーの1つ。普段のポケモンとおなじく、各地のジムリーダーを撃破してバッジを集め、ポケモンリーグ挑戦を目指します。要所要所でネモが登場し、時には勝負します。

 

レジェンドルート

 メインストーリーの1つ。ペパーとともに、各地のヌシを倒して秘伝のスパイスをゲットします。その目的の先にあるのは何なのか・・・?

 

スターダスト☆ストリート

 メインストーリーの1つ。謎の人物「カシオペア」の依頼により、各地で好き放題? して不登校になっているスター団を討伐します。補給班として、最初にスター団に絡まれていたボタンが登場。

 

テラレイド

 ここからはサブコンテンツ。各地に発生するオブジェクトを調べると、テラレイドと呼ばれるレイドバトルを開始可能。

 レイドは剣盾のものを焼き直しした形ですが、臨場感は前より増しているかも。また、高レベルは普通に難易度が高いです。初見は楽すぎたので、一応下記にもう少し難易度が上がったものも貼っておきますね。

 

 ☆4ともなると、レベル50台でも全力を出し切る必要が出てきますね。マルチだともっと楽でしょうけど。なお、☆5は相手のレベルが75レベルと爆上がりし、さらに☆6は条件付き開放ですがレベル100でもしっかり攻略を練らないと倒せない難易度設定のようです。

 

ピクニック

 剣盾のキャンプのマイナーチェンジ。カレーの代わりにサンドイッチ(独特な形ですが)を作ったり、ポケモンとの触れ合いに関しては洗うモードを追加したりしています。

 道中でポケモンの体力を回復したり、仲良くなったり。また、育て屋の撤廃に伴い、たまごもピクニックで時間を経過させることで出現するようです。

 ピクニックで使用するアイテムはショップで購入可能で、模様替えなどで自由に設定できます。レシピもプリセット以外に自分で設定可能。

 

授業

 学生にとってのメインコンテンツのはずですが、ポケモンSVにおいてはサブの会話イベントという空気があります。授業とそれを条件とする会話イベントを進めることで、アイテムがもらえます。

 

大枠のレビュー
全体の進行
 3本あるメインストーリーは自由な順番で進められるし、そのタイミングも自由。オープンワールドでは一部ストーリー進行による制約はあるものの、こちらも自由に旅できます。

 ストーリー攻略に邁進するなり、ひたすらポケモンを探し回るなり、とりあえず全世界を踏破しようとしてみるなり、まずは好きに遊んでみて良いと思います。中には学校の入学イベントを無視してどこまで進めるかを試した人もいるようです。


▲上記はサムネ画像の再掲。このようなオープンワールドを旅することになります。カメラモードもしっかりあるので撮影好きなら色んなスポットがあるかも。

 ただし、各地で出現or対戦するポケモンのレベルは固定なので、適当に進んだだけだと超高レベルが出てきて即死するリスクはあります。ある程度は手順を意識して動くのがベターってことですね。


攻略難易度

 適切なルートで進行し、道中のポケモンやトレーナーを回避しすぎずにある程度レベルを上げていった場合、極端に難しくはならないと思います。逆にそれくらいが最も丁度よく楽しめそう。

 私の場合、進行ルートが少しいびつだったことに加え、道中見かけた「まだ捕まえていなそう」なポケモンをすべて捕獲しながら寄り道してしまったため、バッジ集め後半から異様にレベルが高くなってしまい、ちょっと楽すぎたかな、という状態でした。

 RPGとしてのバトルのやりごたえを体感したいなら、寄り道はほどほどにし、トレーナーとは戦い、レベルが足りなくなってきたと思えば経験値を稼ぐ、くらいが一番かもしれないということですね。
※今作では捕獲でも経験値が入ります。


ストーリー

 メインストーリーに関しては3本とも魅力のある終わり方だったし、エンディングも非常に良かった。そしてポケモンバトルのほか、細々とした遊びも楽しめるという感じ。

 また、会話の端々からいろいろ想像させてくれる伏線や、その回収があったり、大筋の話から逸れる部分でのNPCの会話などから細々とした小話を聞けたりと、なかなか細かいところまで気が利いていると感じました。

 そして、これは剣盾でも顕著でしたが、画面描写を含めた演出もクオリティが高いなと感じます。画質そのものが~という話もあるにはありますが、あくまで演出として。

 強いて注意点を挙げるなら、もともと子供向けに寄せたシリーズなので、ストーリーやセリフ回しなどはそれを意識した描写になります。そういう幼さが無理だって人には向いてない可能性はあります。


バトル関連

 戦闘に関しては従来のポケモンとさほど変わりがないので、ポケモンが好きなら特に問題なし、そうでないならRPGの1つのパターンとして楽しめるのではないかな。好みはありますが。なお、剣盾のダイマックスの代わりに「テラスタル」が導入されました。


 野生ポケモンはフィールド上で目視できるシンボルエンカウントなので、雰囲気も良く出ているし、狙ったポケモンを捕まえやすくなっています。ただし、そもそも出現していない場合は探しても意味がないという残酷さもあります。あと、小サイズのシンボルが小さすぎて見づらい&つい踏んづけて(エンカウントして)しまうのはやや不便か。


育成関連

 ポケモンの育成やビルドに関わるアイテムの多くが、ショップで購入可能です。ポケモンを思い通りに育て上げるのが楽になっています。もちろん買えないものもありますが。

 お金や経験値(けいけんアメ)はレイドなどで稼げばOK。あとはピクニックでのたまご確保に以前より手間がかからなければ良いかなくらい。


アバター関連

 キャラメイクは結構細かく設定できるので、主人公の見た目は割と自由。身につける小物もそれなりに充実しています。しかし、肝心の服装が制服(しかも4種あることを除いて一切弄れない)のみであるということが大きな欠点ですね。アップデートによる改善が待たれます。

全体の総括
 処理落ちやグラフィック最適化などの問題点や、服が制服以外にないこと、食事シーンは前作の方が良かったことなどの課題はありますが、それを差し引いても個人的には高評価をつけたいゲームです。ストーリーも冒険も楽しめたし、バトルは相変わらずポケモンなので。


 以上、序盤プレイや各コンテンツの初挑戦動画とともに、大枠での感想をまとめました。色々な遊びが取り入れられているのは自由度を感じられてgood。一部気になる点はあるものの、最初に述べたとおりに買って良かったと思うゲームです。剣盾やアルセウスはある意味ここに到達するための実験作だったと言えなくもないか。すべてが上手く引き継がれたわけではありませんが。


▲サムネイルとは別の景色。全体がオープンワールドになっています。ついつい寄り道してしまう。