アラド戦記:アバター上着能力の選択に対する汎用論

投稿日 2021年12月1日 最終更新日 2021年12月1日

 どちらかというと初心者向けの記事です。アラド戦記の上着アバターには、各スキルの中から1つのスキルレベルを上昇させるオプションが付属します。このスキル選択について、〇〇の職は△△のスキルが良い、というテンプレ的な質問&回答が多く見受けられるので、何でそうなるのかを軽めにまとめておきます。


パッシブの伸び率について
 現在のアラド戦記では、上着アバターのスキル選択は多くの職業においてパッシブスキルが推奨されています。簡潔に言うと取得するだけで全スキルが〇%強くなるタイプのスキルですね。

 しかし、どの職も基本転職、1次覚醒、2次覚醒のパッシブスキルがあり(真覚醒は選択できないので除外)、職によっては基本転職のパッシブが複数存在する場合もあるため、その選択に迷うことになります。

そういうときの判断基準は、以下の2つでおおむね事足ります。

パッシブスキルブースト選択基準
1.1レベルの伸びが最も高いものを選ぶ
2.伸びが同じなら元の値が低い方を選ぶ

 以下、これについてブレイドを基準に見ていきましょう。なお、現環境では、基本転職スキル(覚醒前の方)を上げた方が伸びが良い職が多くなっています。

 


 ブレイドのパッシブスキルの1つ、オールドファッションは、1レベル当たり2%の伸びとなっています。基本的にどのレベル帯でも同じだけ伸びるので、1レベル当たりの伸びはスキルレベルを下げて見て判断することができます

 ただし、スキルによっては2レベルで3%などの奇数で上昇するタイプもあるため、2レベル動かしてみることを推奨します。ブレイドの1次覚醒パッシブ「ライセンス」は1レベル当たり1.5%の記述になっていますが、他職の中にはそういった1レベルごとの表記変動になっていないものもあるためです。

 


 もう1つのパッシブスキル、ヴィンテージを見てみると、こちらも2%ですね。2つのパッシブスキルの伸びは同じであることが分かります。

 1レベル当たりの伸びで判断できなかったので、次は元の数値が低い方を選ぶこととなります。するとオールドファッションは32%、ヴィンテージは22%のため、上着選択スキルはヴィンテージとなります。

 

 なぜそうなるのか。これは簡単な算数で理解できるので、極端な数字で例を出してみます。

100%→110%になった場合:110÷100=1.1(倍)→10%アップ
200%→210%になった場合:210÷200=1.05(倍)→5%アップ

 上記のように、同じ10%という伸びであったとしても、元の値が100%であるか200%であるかによって、相対的に伸びた倍率が2倍も異なるのが分かります。

 こういう場合、元の値が少ない方が伸び具合がお得なのは言うまでもありません。なので元の数字が少ない方を選ぶわけです。

 実際にはここまで安易な計算にはならないのですが、分かりやすくするために細かいことは抜きにしています。とりあえず選択基準だけが分かれば問題ありません。
※ちなみに、これは装備の攻撃倍率を偏らせないほうが良い理由とも同じ考え方となります。すべ攻だけ盛りすぎたら効率が落ちるとかいうアレです。

 なお、パッシブスキルごとに伸びる倍率がクリティカルダメージだったり物理魔法独立攻撃力だったりしますが、スキルによる倍率上昇は装備オプションと干渉しないので種類は気にしなくて大丈夫です。

 

例外の可能性について
 一応、各パッシブスキルには攻撃倍率上昇以外のオプションが付属していることもあります。例えばヴィンテージだとクリティカル確率上昇、オールドファッションだと的中率上昇効果がありますね。もしこのようなオプションを魅力的に感じるなら、そのスキルを選ぶ優先度を高めるのも1つの手ではあります。

 また、特定のアクティブスキルへの依存度が極端に高い職業は、そのスキルを選ぶ可能性がないとは言い切れません。例えば以前なら2次覚醒アクティブを選択する場合も珍しくありませんでしたが、近年では真覚醒の実装やバランシングによってその選択をする人は減っています。こればかりは職の例外的な特徴によるものなので、その特性を理解したうえで選択することとなります。


スキルブースト選択基準
1.1レベル毎の伸びが最も高いパッシブを選ぶ
2.伸びが同じなら元の値が低い方を選ぶ

 パッシブの攻撃倍率以外の効果を重要視したり、依存度の高いアクティブスキルを選んだりするのは特殊例となります。とくに後者はその職の特性をしっかり把握したうえで選択する必要があります。

 その点、パッシブスキルの伸びだけを基準に選択する方法はどの職にも当てはめることができるお手軽な思考法といえます。