【アラド戦記】速度セッティング考察その2~耐久型速度セッティング

投稿日 2022年10月6日 最終更新日 2022年10月6日

 メインのスピッドファイアの装備をMP過剰消費セッティングから状態異常&速度セッティングへ乗り換えました。今回は、スピの乗り換え装備の選択やその結果について考察していきます。


耐久型速度セッティングの特徴

 当初はスピの装備はMP過剰消費のままにする予定でした。なぜならブルーベリルアーマーに「攻撃時MP回復」のオプションが含まれており、明らかに有利な構成になっていたからです。

 しかし、エルブンナイトの乗り換え結果を見るに、日本独自アイテムの攻撃速度や属性強化値が極めて有利に働いていることが再認識できたので、一思いに乗り換えてみようと考えました。

 今回のセッティングでエルブンナイトと異なるのは、掘削強化パーツ+抑留された魂の令呪で攻撃速度を補っていた部分を、エクスペンションサプライベルト(以下「火抵抗ベルト」)に担わせたことです。なお、補助装備はマイスターの実験室実装後に使っていた不吉補助(ジャンプ時にHA、スキル増加)を一旦そのまま流用しているだけです。

 敢えて火抵抗ベルトを使った理由は、ブルーベリル上着の状態異常30%増加オプションに「被撃時に受けるダメージ20%増加」がついているからです。そして過去の考察でも取り上げましたが、サイバーティックスピードブーツ(以下「速度靴」)にも被ダメージ15%増加の効果がついています

 被ダメージ増加の計算式は不明なものの、加算だと35%、乗算だと38%も受けるダメージが上昇することになるので、火抵抗ベルト+アンビートンメダル(以下「火抵抗石」)でその分を補おうという考えです。

 ちなみに、火抵抗ベルトにも被ダメージ10%増加の効果がついているので(注:エピック改変で削除予定)、もしブルベ上着、速度靴、火抵抗ベルトを使って火抵抗石を使わない場合は加算だと45%、乗算だと51.8%も被ダメージが上昇する大変な状態になります

 これが、無作為に火抵抗ベルトを採用することをあまり推奨していない理由です。火抵抗ベルトはHPが70%未満になると「ただ速度が上がるだけのベルト」になってしまう点も要注意。

 そのため、火抵抗石を採用することで、すべての被弾を火属性扱いに変換し、高い火属性抵抗でダメージ増加分を相殺するセッティングにしているわけです。

 ざっくり計算ですが、属性抵抗が88あれば被ダメージは4割減少するようなものですからね。ほぼほぼ相殺といえるでしょう。また、このセッティングは属性抵抗を必要とするエネルギーサーチリングとの相性も良好です。

 


 速度構成は上記の通り。火抵抗がMAXより1段階低かったり、エンブレムが高騰しているので燦爛を採用しなかったりしているので、速度の下がる構成に変えたい場合もまだ調整が効く範囲です。

 今後、もし滞空時に属性強化が上昇するオプションを持つディープダイバーネックレスを手に入れたとしたら、そこが乗り換えのポイントとなります。

 

乗り換えの結果

▲元の装備のサンドバッグ


▲乗り換え後のサンドバッグ

 ほぼ据え置きと言って良いでしょう。各スキルのダメージを比較した感じでは、当たり所などの誤差で強弱が前後する程度でした

 わざわざ乗り換えたのに火力が上がらなかったのは、見方によっては失敗とも言えるかもしれません。

 大幅に伸びたエルブンとの違いはセッティングによるものもありますが、攻撃速度が火力に直結していない一面も影響しているでしょう。
※地上戦闘の場合はもう少し影響が出るのではないかと思いますが。

 しかし、被ダメージが2割増える状態からほぼ増えないであろう状態に低下しているので、実質的なスペックは上がっています

 また将来的に見た場合、「機械革命:開戦」ダンジョンの肩防具固有エピックがきわめて強力なので、その段階で肩防具に依存するMP過剰セッティングとの差が広がるのではないかと思います

 

速度セッティングの再考察
 耐久型の状態異常&速度セッティングを、攻撃速度ブーストを必要としない女スピッドファイアで採用した場合、MP過剰消費と比べて生存力が上がる代わりにダメージの伸びは誤差程度であるという結果になりました。

 一方、火力型の状態異常&速度セッティングを、攻撃速度が火力に直結するエルブンナイト採用した場合、被ダメージが15%上昇する代わりに火力が15%上昇するという結果になりました。

 こう考えるとなかなか綺麗なトレードオフになっている気がします。速度セッティングの構成を考える際には、職の被弾のしやすさやブルーベリル上着の有無なども考慮するのが良いと思います。エルブンナイトも、もし出血30%のブル―ベリル上着を引いたら耐久型セッティングにするかもしれません。

 なお余談ですが、マイスター実装後にHA目的で採用した不吉補助は、今回の装備採用の結果「なくても良い」気がしたので、掘削強化パーツかオプティカルコンバットグラスのどちらかに変更予定です。この辺りの考察についても後日記事にしようか考え中です。

 

速度構成の副産物

 今回のセッティングで、スピの攻撃速度は200%、移動速度は154%になりました(補助装備効果があるので地上では124%)。速度特化の装備を採用すると、必然的に移動速度も上昇するのは地味にメリットです

 また、空中では攻撃速度を極端に伸ばす意義がほとんどありませんが、地上戦闘では一応の意味があるので立ち回りに幅ができたと捉えることもできるかもしれません。

 というわけで一般ダンジョン周回も少しは早くなったかもしれない? なかなかの機動力になりました。ゴールドや価値のあるアイテムをしっかり拾うのをやめる気はありませんが。

 

まとめ

耐久型速度セッティング
ベルト:エクスペンションサプライベルト
魔法石:アンビートンメダル
⇒上記を固定し、それ以外は通常の速度セッティング。
⇒被弾を火属性に固定し、高い火抵抗値で被ダメを相殺。


人気装備の被ダメージ増加率
●サイバーティックスピードブーツ:15%
●ブルーベリルアーマー:20%
⇒状態異常ダメージ30%増加OPより
●エクスペンションサプライベルト:10%
※何も考慮せずに3つ併用するのはハイリスク。


乗り換え結果考察
●火力型(攻撃速度の恩恵があるキャラ)
⇒火力15%アップ、被ダメ15%アップ

●耐久型(攻撃速度の恩恵がないキャラ)
⇒火力ぼぼ据え置き、被ダメダウン
(被ダメは被弾時の効果で前後するが今回は10~30%)
※MP過剰消費セッティングとの比較。
※移動速度上昇も地味なメリット。
※機械革命:開戦の肩防具で差が広がるか?


速度構成の恩恵が控えめになる例
●日本独自品で攻撃速度や属性強化を積んでいない
●攻撃速度が火力に直結しないキャラクター
●速度以外にメリットを得られない装備を使う

 耐久型の構成だとMP過剰消費と比べて火力の伸びは控えめですが、状態異常ブルーベリルアーマーの弱点を回収できるので安定感は上がります。

 次に実装予定のダンジョン「イスピンズ」では消耗品使用制限が存在するなどの理由から、韓国では生存力のある装備の評価が高まっています。そのことを意識しつつ、選択肢の1つにする価値はあると思います。

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