投稿日 2023年9月22日 最終更新日 2023年9月22日
ちょうどギルド内で、バッファーありの場合の増幅効率ってどんなもんだろうという話題になったので、計算してみました。
検証条件
▲知能5000ジャストに調整したキャラクター。
▲地域バフによる伸びは16529。
キャラクターのステータスは千差万別ですが、お金をあまりかけない程度に努力しているキャラクターの例として5000という数値を設定しました。魔法付与は武勇伝程度で、改レアアバターで無増幅だったり、通常レアアバターで増幅8だったりするとこの付近の数値になります。
過去記事において地域バフの検証を行ってはいたのですが、数値に変動がないか改めて確認した形です。なお、地域バフの適用数値にはマスタリー等による伸びが加味されないため、職業によって多少異なります。
とりあえず、力知能5000のキャラクターの地域バフ適用後のステータスを、5000+16529=21529とします。
▲比較対象ですが、ステを上げるのは面倒なので100下げる調整を行います。
▲地域バフは16221
よって、4900+16221=21121となります。元ステ100の違いによって、約400の違いが出ていることが分かります。
Case1:並クルセと組んだ場合
▲増幅10程度、プラチナエンブレム有、2面分け無し、耐久重視エピック構成。ハードバカルでは緑>黄色程度のスペック。
▲ちょっと古い数値ですが検証に差し支えないのでこれを使います。
A.覚醒なし
元ステA:21,529 元ステB:21,121 バフステ:53,759+8,063 合計ステA:83,351 合計ステB:82,943 この2つのステによる倍率差は (83,351/250)+1÷(82,943/250+1) =334.404÷332.772 =1.0049…≒0.49%
啓示アリア分を計算するのを忘れていましたが、両方の条件が整っているので良しとします。
ステ100の伸びは約0.49%となりました。たとえば全身+0増幅から武器以外+8増幅にすると61×11=660伸びるので、6.6倍すると、約3.24%となります。ステ4900の武器以外全身無強化から+8増幅するとだいたい3.24%伸びるということですね。
※実際はマスタリー差分で誤差が出ます。正確な値は丁度の数値で計算する必要があります。
+8から+10に伸ばした場合、(91-61)×11=330と、補助装備魔法石の伸びである6×2=12の合計である342上昇するので、約1.68%の伸びとなりました。
+0から+10だと、91×11=1001より、約4.91%。これは特殊装備+10強化からの差にしてあります。
課金アイテムの中には、300M以上使って3%未満の伸びなどという場合も普通にあるので、決して悪くない伸びだと言えます。なお、固定職が武器も増幅した場合の12部位だと5.35%です。
今回は力知能倍率について正しい計算式を用いましたが、正直わざわざ250で割って倍率を出さなくてもほぼ近似値が出ます。
B.覚醒あり
元ステA:21,529 元ステB:21,121 バフステ:53,759+8,063+102,081 合計ステA:185,432 合計ステB:185,024 この2つのステによる倍率差は、約0.22%
やはり、覚醒によって元ステが2倍以上になったので、相対的な伸びが縮まっています。覚醒持続時間の短時間とはいえ、結構な差が出てきます。
Case2:強めクルセと組んだ場合(参考)
▲11増幅、宝珠コンプ(2面分け)その他完備の赤PTキャラクターです。
▲これもちょっと古いデータですけど計算には影響なし。
元ステA:21,529 元ステB:21,121 覚醒なし バフステ:64,651+9,697 (計算省略) この2つのステによる倍率差は、約0.43% 覚醒あり バフステ:64,651+9,697+128,004 (計算省略) この2つのステによる倍率差は、約0.18%
バッファーの強弱による差は、物魔独の伸びに大きく左右されている側面もあるため、スコア数値と見比べるとマイルドになっています。
レイドで赤PTに配置されるクラスの人は基本的にやることをしっかりやっている場合が多いと思われますし、あくまで上記との比較、参考程度に。
オマケ:12増幅キャラのステ伸び(雑)
ステA:6177+20220 ステB:5944+19504 バフステ:53,759+8,063 (+102,081) ステの伸び:233 覚醒なし:約0.8%(+100あたり約0.47%) 覚醒あり:約0.5%(+100あたり約0.21%)
ちょっと実検証
フレンドに手伝ってもらい、修練場で実環境に近い状態にし、フルバフで殴ってみたときの数値も見てみました。先ほどの知能4900と5000の差を比較します。
ディバインMAXの栄光をかけてもらい、ダメージにブレが出ないよう属性抵抗デバフを維持してもらい、特大ハエたたきを10回ずつ行います。
なお、この手の実検証をするときに要注意なのが、ステ以外を必ず等しい条件にしておくことです。クルセの属性デバフの有無、装備効果が全て発動済みであるかの確認(今回は捕食装備の発動確認が必要でした)、比較的ダメージにブレが生じにくいスキルなど。
ちなみに、イスフィンズも次元回廊もバカルレイドも、地域バフによるステータスの伸びは等しくなっています。
このバフを受けたときの知能100の伸びの期待値は0.49%です。今回はクルセのパッシブ分も加味して計算。
▲知能4900
▲知能5000
計算すると、約0.48%のダメージが増加しており、理論値とは0.01%未満の差なので誤差と考えられます。
よって、理論値と実測値が近似したため、今回の検証はこれで終了とします。もしも万が一、誤差ほぼなしの数値が欲しい場合は、上記の計算を応用して自分の欲しい数値を入れれば解決します。
まとめ 条件:ステ4900のD、バフスコア100万弱のB ●ステ100に対するバッファーあり倍率の伸びは、 覚醒なしで約0.49%、覚醒ありで約0.22% ●武器以外増幅+0から+8にしたときの伸びは 覚醒なし約3.24%、覚醒あり約1.4% ●武器以外増幅+8から+10にしたときの伸びは、 覚醒なし約1.68%、覚醒あり約0.75% ●武器以外増幅+0から+10にしたときの伸びは 覚醒なし約4.91%、覚醒あり約2.20% ※バッファーのスペックに大きな個人差があるので、 ざっくりした値になります。 ※もちろん、自キャラの元ステによっても誤差が生じます。 ※マスタリー等によるステ上昇は地域バフに乗らないので、 完全に正確な値を出すには自分で計算する必要あり。
一見かなり残念な数値に見えますが、アラド戦記は数%の伸びを数えきれないほど積み重ねて何倍も強くなるゲームです。
例えば属性強化付与を30から35にしたときの伸びは1%前後だだし、武勇伝付与の肩腰1%をサラ(アスタロス)やスカサに変更しても、各部位おおよそ1%の伸びでしかありません。
そのため+8はコスパ最強、+10も高額課金アイテムと比較したら、効率良く増幅した場合は良コスパと捉えられます。
+11以上に関しては、しばらく前の強化増幅改変で+8~10の数値が尋常じゃなく伸びたため、相対的に弱くなって趣味の範囲に落ち着いています。
なお、バッファーの場合は、たとえば7000から7700になったら1割伸びると考えてほぼ差し支えないです。数値通り伸びるので増幅効率はバッファーの方が良い、というのは事実。
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