【パワプロ2022】オリジナル選手オートペナント検証@打者

投稿日 2022年6月24日 最終更新日 2022年6月28日

 オリジナル選手の育成数もかなり多くなってきたので、改めてオートペナントを回して選手の活躍具合をチェックしてみました。今回は打者の成績。


ペナント条件
●ケガや成長などのイレギュラー要素は無し。
●パ・リーグで常時DHありの設定。
●野手9人チームで全選手を常に強制出場させる。
●期間は5年間。

結果スプレッドシートリンク
 記事内に全選手の能力を貼るわけにもいかないので、スプレッドシートの名前欄クリックで選手能力にアクセスできるようにしました(パワナンバーも見れます)。

 3チームを10年回すのはなかなか苦労するので5年にしましたが、これほどの打席数(700以上)を稼いでもまだ収束しているとは限らないのが恐ろしいところではあります。何か補正でもあるのだろうか。


▲表は打率順にしています。

打率上位の考察
 以下の選手が打率上位5位です。

 栄えある1位。他の選手と比べて常に一頭地抜けた打率を保ち続けていました。この選手だけ明確に高い数値が続いていたのは正直かなり意外。OPSでも1位なのはパワーヒッターのおかげか。

 後述しますが選球眼の存在も大きいかも。インコースヒッターと対変化球、対左投手も恩恵はありそうだけど詳細は不明。

 

 

 

 

打率上位選手の共通点
●ミート&パワー&走力がS
●アベレージヒッターor安打製造機所持
●チャンスAor勝負師所持
●広角打法orプルヒッター所持

 上の2つに関しては順当すぎる共通点だと思います。チャンスに関しては打率のみなら必須とは限らないと思っていましたが、思いのほか影響力が高いようです。走力に関してはそもそもSの選手が多めなのでどれほど影響しているのかは不明。

 ちなみに6位の選手は広角orプルヒを所持していないほかは同じです。打率的には5位と誤差なので広角とプルヒの有無は偶然かもしれません。ただし、6位と7位が共通して持つラインドライブ辺りが同じくらい有用という節もありますが

 また、3位の選手を除くと〇〇コースヒッターまたは〇〇ボールヒッターを持っているので、この辺の能力も単純に打率の底上げにはつながっていそうに見えますね。

 


 この選手はチャンスを除けば上位5位に勝るポテンシャルを持っているまでありますが、1番打者に配置してすら全選手の中で下から3番目の成績になっています。やはりチャンスのステータスが大きそう。

 他には「せんしき」も安打製造機持ちでミート100、パワー99、チャンスは一応Dあるにもかかわらず下から6番目の成績となっているため、チャンスA以上持ちのアドバンテージの大きさが感じられます。

 


 上記はアベレージヒッター非所持の中で最上位(7位)の選手です。ミパ走Sで勝負師を所持しています。やっぱりチャンスが大事か。ラインドライブの恩恵も高いのかもしれませんがこの選手だけで判断は難しい。

 


 上位5位に入ってくると思っていましたが同率7位。チャンスがDなのでやっぱりこれが原因かなと。ただし運しだいで5位以内には入っていたのではないかという程度の誤差。なお、威圧感持ちの中で最上位です。

 


 ミパA走Bと低めの基礎能力にもかかわらず、多くのミパ走S選手を差し置いて10位になりました。チャンスA、安打製造機、広角打法を持っているのがポイント高かったか。

 内野安打と切り込み隊長もあるので出塁率の底上げには一役買ってそう。本塁打率が低いのでOPSは露骨に控えめですが。

 

比較用選手を含めた打率考察

 上位選手と比較するために入れ込んだ選手。ミートS以外突出したものは無いし、打撃に関する特殊も流し打ちだけです。にもかかわらず、27人中同率で16位(3人)と意外にも健闘しました。

 ミパ走SでAH持ちの選手にすら勝てているので、ミートさえ高ければ打率は割とどうにかなることは分かります。

 また、以前に立てていた「下手にパワーが高いと強振多用を持っていなくても強振率が上がって打率が減少する」という仮説が改めて現実味を帯び始めています。


 スキルマスター用に特殊もりもりにした選手。アベレージヒッターがないため一概には言えませんが、やはり基礎能力は大切であること、ただしその他能力も打率に好影響はもたらしていることは確かでしょう。

 


 実在選手についても検討してみます。5年のみの通算成績は出せないので単年度ので抽出しています。ミートパワーともにBであるにもかかわらず、下手なS選手に匹敵する打率を誇っていることが分かります。吉田はアベレージヒッター、柳田は広角打法持ちなのは影響してそうですね。

 しかし能力のわりに妙に打ってる気がします(あくまでデータ上の話)。そこで2人の共通点を他に探してみると選球眼、固め打ちが挙げられます。

 固め打ちがプラスに働くことは当然でしょうけど、念のため最終年度の単年度打率上位選手(実在のみ)を確認してみました。すると吉田正に続いて淺間(日ハム)、牧原大(ソフトバンク)、宗(オリックス)、中村(ロッテ)、杉本(オリックス)、野村(日ハム)、レアード(ロッテ)、近藤(日ハム)と、5位の高濱(日ハム)を除いて上位10人中9人が固め打ちを所持していました
※柳田は最終年度では規定打席に足りていませんでしたが、足りていれば彼らに続く打率でした。それに上記画像では2割9分打っているようですし。

 当然のこととはいえ、固め打ちの強さを改めて思い知ることになりました。

 次に選球眼。打率1位の選手も選球眼を持っていたことを思い出すと、選球眼は結構バカにならない影響力があるのでは? と思ったりします。また、規定打席に満たない選手を含めると、打率上位の実在選手には選球眼持ちの割合が結構高い(打数少ない選手は大多数所持)のも見て取れました。

 

打率リミッター?
 あと、これは何となくの体感なのですが、能力の差に対して打率の幅が低い場合が多い気がしています。ごくまれに1年間にギリギリ4割打つ打者は登場しますが、5年スパンでも最上位が3割4分。

 そしてミパ走Sで安打製造機があっても3割ちょうどくらいしか打てていない選手がいるわけです。一方でミートBでも特殊能力がある程度あれば3割1分台は打てる。

 もちろん、5年縛りならまだ運要素もあるのだろうけど、能力が高ければその分打つという安直な設定ではなさそうです。つまり、投高打低というよりは打率に特殊補正がかかっているような印象を強く受けます

 

 

OPSについての考察

 ちなみにOPS(出塁率+長打率)順にするとこんな感じ。順位は打率のものを残して比較しやすくしています。打率下位とOPS下位が一致することは多いですが、打率上位のOPSに関しては相関性が薄いことがわかります。これに関しては打率上位≠ホームランバッターであることから当然の話ですけどね。

 ちなみにOPS10位までは全員がパワーヒッターor広角打法orプルヒッターを持っています。逆に言えばパワーヒッターだけが圧倒的というわけではないようですし、アベレージヒッターも必須というレベルではないようです(もちろん打率の関係上ある方が強いが)。

 11位のマクギーは意外性を持っていますが関係あるのかな。逆に11位を省くと15位まで全員が上記能力を所持しています。要は長打率を稼ぎたいなら上記3つのうちいずれか1つ欲しいということです。


 打率22位ながらOPSが5位。打てば飛ばせるタイプ。アベレージヒッターがあれば打率も上位だったかもしれません。長打率の高さに関しては、パワーヒッターと広角打法の両方を所持しているのが大きかったかもしれないですね。

 

守備面の考察
 守備に関しては、各選手のエラー数について以下のような特徴がありました。

●外野はほぼ失策なし(一部稀にあり)
●捕手はごく稀に失策あり
●セカンド、ショートはやっぱり失策多め
・捕球Sで20~40回ほど、Aで50回弱、Bで60回ほどetc
⇒5年間の累計なので、単年度当たりでは1桁~10回程度
●ファースト、サードもそれなりに失策あり
・Aで20回ほど、B~Cで30回ほど(Cで60回の例もあり)

★外野と捕手はそこまで捕球上げなくても大差はない。
★二遊はできればSあった方が明らかにエラー率が下がる。
★一三も捕球はあるに越したことは無い(Aで十分かもだけど)。

※サブポジの場合、ポジション◎で守備力減衰がなくても
 エラー率だけは高めの可能性がある?
 客観的にはデータが足りないので確実なことは言えない。

 外野は少なくともCあれば大きな問題はない? 捕手はどの選手もB以上なので確実なことは言えませんが、とりあえずA以上必須ということはなさそうです。ファーストとサードはできればA、セカンドとショートは可能ならSあると安心できそうですね。

 

犠打について
 表を見ればわかりますが、ミートCの256さん以外は一切バントしてくれていませんでした。送りバント多めの方針でこれです。ミートB以上の選手は状況や方針に関わらず基本的にはバントしないのがAIのパターンのようです(一部例外あり)

 ちなみに柳田は2回だけバントしていたので、もう少し細かい条件はありそうですが不明(とはいっても1年で2回はどうせレアケース)。

 観戦でもミートCのピッチャーすらバントしない状況があったので、AIにとってバントは妥協策でしかないということでしょうね。


まとめ

打率上位選手の共通点 
●ミート&パワー&走力がS 
⇒走力との相関関係は明確ではない
●アベレージヒッターor安打製造機所持
 ●チャンスAor勝負師所持 
⇒これが思いのほか影響大
●広角打法orプルヒッター所持
⇒他要素と比べると影響控えめの可能性も?
※〇〇ボールヒッターや〇〇コースヒッターも
 5人中4人所持しているので割と強そう?
※金特かどうかはそこまで重要ではないか??

他に優秀そうな特殊能力
●固め打ちは実在選手の打率上位に偏在
●選球眼も打率に影響大の予感
●その他能力は明確な差異までは不明
⇒ラインドライブも割と影響ありそうな気はするが
⇒細々した能力が多ければ多いほど強いのもまた確か
●調子極端はレギュラーだとかなりマイナスになってそう。

長打率⇒OPSを稼ぎやすい特殊能力
●パワーヒッター
●広角打法
●プルヒッター
⇒意外性も?

犠打について
●ミートB以上は条件に関わらずほぼバントしない
●例外はありそうだがレアすぎて条件不明

守備に関して
●外野はエラーが稀なので捕球Cくらいあれば問題はないか?
●捕手もエラーは稀。多くとも捕球Bあれば問題はなさそう。
●二遊はできれば捕球Sあった方がエラー率が下がる。
●一三も捕球はあるに越したことは無い(Aで十分かも)。
⇒とはいっても内野も捕球B以上あれば1年に1桁~10回程度だが。

※守備力は少なくとも手動や観戦の場合明らかに動きが異なるので、
 見ない試合でも高いに越したことは無い?(投手の被安打率に影響)。

 以上、オートペナントでの野手の成績に関してまとめてみました。普通に育成した選手での検証には限界があるのも確かですが、流石に検証専用の選手を1項目ずつ作って1項目ずつ検証するのは完全に仕事になってしまうので、対価を期待しない以上はちょっと厳しいです。

 とりあえずデータはスプレッドシートから見れるので、もし何か気づいたことがあれば教えていただけると面白いかも。投手データも取ってあるのでこちらも後日検証してみる予定です。