【ゲームレビュー&攻略】個人開発アプリ「ブイライフ」をプレイしてみた

その他ゲーム

投稿日 2025年12月15日 最終更新日 2025年12月15日

 なかなか面白い試みのゲームがあったので紹介してみます。


ブイライフとは

ブイライバー育成ゲーム『ブイライフ』公式サイト

 ゲームジャンルとしては、いわゆるソシャゲタイプのスマートフォンアプリ。公式では「放置系ブイライバー経営ゲーム」と謳われています。

 キャラクターを育成してライブバトルで戦ったり動画を制作・投稿したりして、チャンネル登録者を増やしていくというゲームデザイン。

 ストーリーは雑にいうと「人気Vチューバーの妹が失踪したので見つけ出すためにVチューバーになって登録者数100万を目指す」といった感じ。

 …とまあこの辺はソシャゲとして特筆するべきことがあるわけではないのですが、このゲームのプレイ体験を特異なものとしている理由は、「個人開発」で「収益性を重視していない」点です。無課金前提のバランス。



▲キャラ×ジャンル×ネタの掛け合わせで動画を制作。クオリティに応じて再生数などのリアクションが得られるので、収益アップを図る。そしてそのお金で機材を購入してさらにクオリティアップを図るサイクル。

 

面白いところだけ集めたソシャゲ

 料ガチャはどんどん引けるわ、レアキャラもどんどん出るわ。レベルもどんどん上がって収益もどんどん伸びるわ。これが答えって感じです。つまりゲームプレイにおけるカタルシスを最大風速で体験できるというわけです。


 5日無課金でプレイしただけで1キャラを除きコンプです。SSR選択チケットを温存していればコンプできていました。企業運営の商業ソシャゲでは、どれほど親切な運営でもこうはいきませんよね。

 ライブバトルのステージも通常難易度は全クリ、極限という見返りの薄い趣味コンテンツを走っています。とにかく成長実感やクリア実感が得られやすいです。インフレを楽しむゲームともいえるかも。

 基本は放置ゲームなので頻繁に起動しなくてもじわじわと進めることが可能。その一方で、攻略に特化すればどんどん走れるし、コメントをタップしたりという小ネタでさらにプレイ濃度を上げることもできるという感じ。

 なので、とりあえず無料でプレイしてみて、気が向いたらお布施のつもりで課金といった感じで充分遊べるわけです。

 あと、個人開発なら如何にもフリゲみたいな貧相なクオリティなのでは? と思いそうになりますが、決してそうではありません。声優さんも有名作品でよく見かける人気の方が参加されていたり、私は無知で分かりませんがイラストレーターも著名な方が参加しているようです

 もちろん近年ならではの開発費がかかったアプリゲームのような重厚さはなく、いわば古典的なソシャゲではあります(でもその中では遊び方が工夫されていると思います)。それは割り切ったうえで、お手軽に濃度の高いスマホゲーム体験を得るのには最適という感じ。

 つまり長所は「古典的ソシャゲとしてはこれ以上なく楽しい部分のみ摂取できる。そして敢えて欠点を上げるなら「どこまでいってもポチポチするだけの古典的ソシャゲではある」というところでしょうか。それはまあ好みの問題ですよね。

 

リセマラ当たりキャラは?
 レアキャラはどんどん出るのでリセマラいらないと思います。どうしても欲しいキャラがいるならSSR選択チケットでどうぞ

 あとこのゲームを面白くしている点の1つでもありますが、いろんなキャラを育てることが、ライブバトルでも動画制作でも最適解となります

 バトルではキャラのタイプ(属性)やステージの特性に合わせて編成する必要があるし、動画制作ではキャラ×ジャンル×ネタの組み合わせもさることながら、毎日1つずつランダムで「トレンド」としてバフがかかるジャンルとネタがあるからです。

 あとアチーブメント(実績)解除にもそれぞれのジャンルで動画の指標を伸ばすことが求められます。

 

 というわけで、ちょっと気になったらとりあえず落として起動してみれば良いと思います。課金圧は皆無だし。なんか案件もらってると錯覚されかねないレビューになった気はしますが、そんな感じ。

 個人的には、「ソシャゲが収益性を捨てたらどうなるか」の1つの解として、興味深い試みだと思います。

ブイライバー育成ゲーム『ブイライフ』公式サイト

 

プチ攻略
 ここでは私がトライアンドエラーを重ねて得た攻略のコツをまとめてみます。

1.リソースの消費先はバトル周回優先

 クリア済みのライブバトルを連戦するとキャラクターレベルがどんどん上がり、お金稼ぎの効率もバイトより高い(序盤は迂闊にも全く連戦しなかったのでわからないが)からです。

 バイトやおでかけはネタ稼ぎ用。欲しいネタがある時だけやればよいと思います。それ以外は時の砂稼ぎを行ってでもバトルがいいかな。「おでかけ」は、バイトでレアになっているけど、おでかけでは普通に手に入るネタを取るためのコンテンツという気はします。

 ちなみに時の砂の消費先もバトル優先ですが、主に序盤などで動画の本数をそろえるために使用するなどの選択肢はあり

 私の初日プレイではバトルでの使用が考慮できていなかったため、動画を30本(保存上限)作っても余ったからといって無駄にその時点でクオリティ高い動画を作ろうと連打しましたが、これは無駄ですキャラ成長や機材更新を行うと動画クオリティはあっけなく全更新になりますからね。

 

2.エースはバトル、他はトレーニングで育成

 クリア済みのバトルの連戦では、どんなキャラクターを出しても勝利扱いになります。そこで各タイプのエースキャラをバトル連戦に参戦させてレベルを集中的に上げ、他キャラはパーソナルトレーニングで同属性のキャラクターに教えてもらうのが「基本的には」ベターです

 状況によっては特定属性を鍛えたいとかあると思いますので、その辺は臨機応変に。

 ちなみに私はうっかり「感性」タイプ3人を最初に鍛えてしまったので、しばらくは他属性を並べるための無駄な努力が必要になりましたね。

 

3.エース特化編成が汎用的にはおすすめ

 「自分のステータスを4倍にする」スキルを持ったキャラクターをメインに据え、そのキャラクターを含むメンバーのステータスを2~2.5倍にするスキルのキャラクターで挟むのがおすすめです1人を16倍、またはそれ以上にする編成ですね。

 他にも特殊パターンは考えられますが、汎用的に間違いの起きにくい編成はこれだと思います。現にリリース5日で極限難易度のステージ3までは進んでいますので。

 先ほど述べたライブバトル連戦でレベルを上げるのも、4倍自バフを持っている各属性キャラにするのがおすすめ。

 

4.動画制作も掛け算を意識
 トレンド、コラボ相性(キャラ)、ジャンルとネタの相性を最大限に生かして構成しましょう。多少のステータス差なら覆してくれます。

 また、新鮮度の概念があるため、複数キャラでローテーションして制作を繰り返す必要があります。なので場合によっては「新鮮度をアップするためにとりあえず30分編集で投稿」という選択肢も生まれてきます。


 動画クオリティが煮詰まってきたら、「ここぞ」というときに最長時間の編集(優秀なキャラに優秀な掛け算がかかるときなど)。この場合は撮影で超成功が出るまでお蔵入りリセマラしたほうが良いと思います。ただし資金やネタの残数には要注意。

 また、収益化可能本数だけ本気出す、みたいな感じで選別していくのもアリだと思います。

 

5.事務所について
 主人公が所属した事務所の所属キャラクターにステータスバフがかかります条件が厳しい場所に入ったから強いとかそういうのはありません。私は一度やらかしました。

 ちなみにライブバトルでは特定事務所キャラのみ参加可能というステージがあるので要注意。ここで引っ掛かる人は多いと思います。

 記事執筆段階では「スパークルライブ」と「個人勢」(無所属)限定のステージが存在しています場合によっては主人公の所属を変えて頭数をそろえる選択肢も(私はやりました)

 

6.衣装はまだまだ趣味?
 主人公の衣装ガチャで衣装を増やすと見た目を変更できるほか、主人公本人のステータスも上昇します。

 しかしガチャで引けるキャラクターたちのステータスがあっという間にインフレするので、現環境ではあまり役に立たない? 一応、初期のライブバトルで手札が足りない際に出したりみたいなことはできます。

 なので見た目アイテムは欲しい場合以外は(一応アチーブメントもありますが)優先して引くほどのことはないという気がします。動画のクオリティに影響したりするのだろうか。ある程度引いて最低限上げておくとかはあり(私は無駄に引きました)。

 

 以上、まだ何かあったような無いようなって感じですが、個人的な攻略方針をまとめました。では、よきブイライフを。

ブイライバー育成ゲーム『ブイライフ』公式サイト


▲記事執筆時点での進捗はこんな感じ。

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