投稿日 2025年7月30日 最終更新日 2025年7月30日
7/24発売のストラテジーゲームをプレイ中。投稿中のボイスロイド動画を張り付けたり、ちょっとしたレビューをしたりします。
ゲーム概要
ストラテジーとSRPGと普通のRPGを混ぜたようなゲームです。皇帝殺しの濡れ衣を被った(なお本人にそう誤解させやすい言動があった模様)公爵令嬢と、「ただ巻き込まれた」共和国の技官が主人公。配信の力を借りて帝國と対峙します。
戦略パートでやることは「陣取り合戦」と「補給線の管理」。敵の補給線を切ったり自分のそれを保持したりしつつ拠点を取っていきます。章クリア後もマップはそのままで新たな攻略ルートが出現します。
内政や軍備といった項目は存在せず、あくまで部隊操作のパートとなります。補給線さえつながっていれば味方の兵力は補充され続けるし、兵糧などの概念はない。
部隊同士の戦闘はRPG風のコマンドバトル。敵将との戦闘は実質「ボス戦」となり、このゲームのハイライトとなります。
敵将の部隊を弱らせて特定のスキルを使うと、敵将を「捕縛」できます。捕縛するのか殺害(普通に倒す)するのかでシナリオも変わってきます。
プレイ動画
オープニング、本編前まで。
第1幕の最初のパート攻略まで。
第1幕で敵将を1人撃破するまで。
序盤レビュー
数時間プレイして第2幕の中盤まで進んだ感想です。
戦略パート
ゲームの最序盤は戦略もくそもない択の狭さにより、これ本当にストラテジーなのかと錯覚するかもしれません。しかし第2幕になればしっかり部隊配置を試行錯誤させてくれます。
味方の部隊数が少ない代わりに「配信」によって敵の行動を制約したりできるし、無人拠点も占領に一定のターン数が必要であることから、詰将棋のようにプレイすることが可能。
補給線さえあれば物資が無限なのはどうかと思わないこともないですが、このゲーム性ならこれでいいか、と思わされます。下手に味方が強くなりすぎたらゲーム性が変わるし。
戦闘パート
こちらは本当にRPGっぽい感じです。そして1戦略ターンの戦闘可能時間が3ターンと限られています。サガフロ2に似てなくもない。
この仕様によりボス戦の難易度が爆上がりしています。特に補給拠点の上にのっかっているボスは毎戦略ターン、兵力が半分以上回復します。第1幕では打てる手もほとんどないので、ちょっとクソゲーみを感じつつもなんとか頑張りましょう。
戦闘を繰り返すと味方ユニットのレベルが上昇するので(SRPGみ)、手ごろな場所で経験値を稼ぐのも良いと思います。レベルが上がると何故か兵力も全回復します。
ストーリーが進むと配信艦による支援行動の択が増えるので、工夫のし甲斐がでてきます。ただしボスも強くなるが…。このゲームで最も難易度が高いのはまさかのRPGパートです。
コマンドバトルに関してはバフデバフや敵の行動予測に基づいた防御などの対応もあり、楽しめるものになっていると思いました。
ストーリー
冤罪を(半ばわざとみたいに?)着せられた公爵令嬢が取れる手段は2つ。敵将を全員捕縛して仲間にしていって無実を証明するか、敵将を惨殺して自己強化を行い、無敵の魔王になるか。
まだ序盤なのでそこまで深入りしたストーリーは見れていませんが、力も入っていて楽しめるような感じはしています。
「好きなものを全部盛りする」はインディーゲームの1つの成功法則なのではないか、と思ったりはします。
個人的評価(暫定)
色々混ぜ混ぜすることで面白くなっているゲームだと感じました。章が変わってもそのまま攻略が続くのも要因としてやめどきを失う。動画編集がなかったらもうクリアしてたかもしれない(もちろんプレイより編集時間のほうが何倍も長いのです)。
逆に純粋なストラテジー、SRPG、RPGと比べると各パーツの深みはさほどでもないといえます。明確に遊びたいジャンルが決まっているなら相性が悪いかもしれません。
あと、登場人物のキャラクター性が濃いので、そういうのが好きかどうかも一応は影響があるかな。