アラド戦記:なんで精神型の方が強いのかを深堀してみた※11月5日補足

 男クルセイダーで体力型より精神型の方が若干ステータスを盛りやすい話は、以前から時々思い出したように語られてきました。それが最近再びあちこちで話題になっているので少し取り上げてみます。


 精神型クルセのステータス面での強みは、雑に「アバターが優遇されている」くらいの認知の人が多い一方、「完璧にすべてを揃えたらこれくらいの差になる」と詳しく検証している方もいます。しかし、「何を原因として明確な差がついているのか」について考えておくことも、一般的なプレイヤーにとっては意義のあることかもしれません。それについて、一度振り返ってみようと思います。

 

基本システム上の差
 まず、基本的なゲームシステム上でどのような差がついているかを一応列挙しておきます。

●基本ステータスは精神がやや高い
●守護の恩寵上昇量は精神がやや高い
●マスタリー上昇量は精神が高い
●アバターの基本能力は精神のほうが1部位多い
●防具の基本ステータスは体力のみ

 

日本独自アイテムによる差
 次に、日本独自アイテムによってどのような差がついているかを、1つずつ詳しく見ていきます。

赤ソケ顔+カラーエンブレム
 一時期のみ課金で入手できた赤ソケットのついた顔アバターがあります。
※追加補足:赤ソケ顔アバター「樺色傷跡」には、精神+10のオプションがデフォルトで付いています。これを用いると単品で精神が10有利になります。

 そして、イベントで入手することができた体力+15の黄色いエンブレム、精神+15の緑エンブレムの運用において、赤ソケ顔アバターの存在が大きく影響してきます。

 顔アバターは従来、黄色いエンブレムソケットを持つ部位です。そのため、赤ソケ顔アバターを使うと、緑の精神エンブレムは上着とパンツの2部位に装着できますが、黄色い体力エンブレムは顔には装着できず、胸アバターのみとなりますここで体力型と精神型に最大15×2=30のステータス差が生まれます

 なお前述の通り、黄色い体力エンブレムと緑の精神エンブレムは現状入手手段が存在しないため、イベントを待つor装着済みの取引可能アバターを入手する以外に入手することはできないと思われます。さらに言えば上着とパンツのアバターは力を入れているクルセイダーの場合、栄光の祝福エンブレムを入れた1セットと、守護の恩寵エンブレムを入れた1セットの合わせて2×4=8枚必要となってしまいます。守護エンブを抜きにしてもアポカリプス上着は欲しいので、6枚必要となりますね。

 もし増幅済み装備を歪曲できるようになるからといって、体力型から精神型に乗り換える準備をする場合、ここを考慮する必要が出てきます。

 

異名
 異名も元々、日本独自のガチャコンテンツとして実装されました。ある時期から販売が休止されて新規入手ができないため、昔からのプレイヤーでなければなかなか所持していないと思います。

 体力を上昇させる異名は「死を包む+因果律」で最大33の上昇値精神を上昇させる異名は「黎明の+徒」で最大44の上昇率。よってここで体力型と精神型に最大44-33=11のステータス差が生まれます

 とはいっても販売時ですらかなりの高額だった異名です。販売終了から何年もたった現在、新しく入手するのは相当厳しいと思われます。

 

 

ボスデコ
 マイルーム+ボスデコも日本独自コンテンツです。「プルートの形のコレ!」は来てくれませんでしたが…。

 体力が上がるボスデコクイーンスコーピオンピオーネのソファーで+15精神が上がるボスデコはフェンリルの剥製で+10、ウッディプラントの葛根装飾で+12となります。

 (10+12)-15=7より、体力型と精神型で7のステータス差が生まれます。ボスデコに関しては努力でだれでも手に入るようになったのが良心的ですね。

 

集計結果から見えるもの

●赤ソケ顔+カラーエンブレムで精神が30高い
●樺色傷跡で精神が10高い
●異名で精神が11高い
●ボスデコで精神が7高い

30+10+11+7=58より、精神の方が58高いという差が、日本独自アイテムによって生まれていることが分かります

 なお、あらゆる要素をコンプリートしたとき、精神型は体力型よりも約86高いステータスとなるようです(セイクリッドが上着の場合)。これを体力型から精神型に乗り換えたいほど高いと見るか、そこまでする気の起きない誤差と見るかは、どこまで力を入れているかによると思います。増幅過剰を行っているガチ勢なら是非ともほしい数値ではあるしょう。

 そして日本独自アイテムを除外した場合、精神型は86-58=28だけ高いステータスを持つポテンシャルがあるということですね。こう見ると、体力型と精神型の差はかなり縮まります。要するに、韓国では体力型、精神型の差は日本と比べると、相対的にかなり小さいものであるということができます。

 要は、日本独自アイテムが格差を際立たせているということです。
※防具マスタリーの上昇量は現在、上着がセイクリッドかエピックかという違いに留まります。

 

乗り換えの是非
 ここまで検証してきて気づいた方も多いと思いますが、体力or精神を底上げするためには、日本独自アイテムの影響が極めて大きくなります。仮に体力増幅から精神増幅への切り替えができるようになっても、以下のアイテムに関してはちょっと金銭を積んだだけでは用意できないかもしれないからです。

黄色の体力エンブレム2枚=15×2=30
※赤ソケ顔アバ使用の場合。未使用なら4枚。
      
緑の精神エンブレム4枚=15×4=60(さらにバフ、覚醒2面)

異名「死を包む+因果律」33
      ⇓
異名「黎明の+徒」44

※追記、赤ソケ顔アバも「樺色傷跡」でさらに精神+10の伸びしろが。

 もし、体力エンブレムや体力異名を持っている状態から精神型に乗り換えるとしたら、精神のエンブレムや異名がなければ上昇量は極めて残念なものになってしまうか、あるいは減少してしまう場合すらあるでしょう。

 いずれも持っていない状態で体力型から精神型に乗り換え、これらを用意できない場合も、エンブレム差しかえなどの多額の費用をかけた割に、上昇量は本当に誤差になってしまいます増幅したほうが安いかも?)。

 つまり、ライト層や中堅層が「なんか精神型の方が強いらしいよ」という安直な発想で、元々体力型として整っていたクルセイダーを精神柄に全差し替えするのは、コスト的に大損である場合があるということです。

 ガチ勢であるなら問答無用で乗り換えたい数値であることに違いはありませんが、そうでない場合はよくよく考えて判断、行動することが肝要です。