投稿日 2022年3月2日 最終更新日 2022年3月3日
定番シリーズの最新作がリリースされて約1週間。序盤をプレイした感想についてまとめます。
ゲーム概要
ソフィーのアトリエ2のジャンルは「錬金術再生RPG」。錬金術師であるソフィーが冒険をしながら錬金術に必要な素材を集めて調合し、人々の依頼をこなしたり戦闘の役に立つアイテムを作成したりていくゲームになっています。
アトリエシリーズ初期は錬金術師としての生活(錬金術の学生とか店舗運営とか)を通して錬金術師として成長していき、一定期間を過ごした結果としてマルチエンディングの中のいずれかを迎えていくスタンスのゲームでした。
イリスのアトリエ以降はRPGとしての側面が強くなり、調合は冒険の中でのメインコンテンツの1つという位置づけに落ち着くようになりました。エンディングも物語の結末として存在しています。
今作はアトリエシリーズの中の「不思議シリーズ」の続編だそうですが、今のところ前作の知識がないと良くわからないという場面には遭遇していません。未プレイでも問題なさそうです。システムは同シリーズの内容を引き継いだりしているようですね。
調合について
▲今作の調合では素材ごとにランダムで属性値が設定されています。個体ごとに色つきのブロックが配置されている感じです。また、素材ごとに「特性」という追加効果も設定されており、調合後のアイテムに引き継ぐことができます。
▲素材を選び終えるとパズル画面になります。今作の調合は「パネル調合」。各素材の属性ブロックをうまく配置し、よりクオリティの高いアイテムの調合を目指します。
▲隙間なく埋めたり、同じ属性の★ブロック同士をたくさんつなげたり、属性パネルにブロックを当てはめたり…。画面右下に表示されている属性値が一定以上になると、アイテムに追加効果を発生させることができます。私は1回の調合で30分くらい使ってしまったことも…。序盤なんだから適当にしておけば良いのに。
▲出来上がったアイテム(完成画面の画像を撮り逃したらしい)。このように、より良い「品質」「効果」「特性」を目指していくことになります。
近作であるライザのアトリエ1では共通の原材料を持つアイテムの調合をひたすら循環していくことで、何もかも最高値のアイテムを作れてしまうという壊れ現象がありました。今作はどうなんでしょうね。
レシピについて
▲今作の錬金術レシピは「戦闘で特定の行動を取る」「採取で特定のアイテムを入手する」などによって閃きます。もちろんストーリー進行が関係する場合も。レシピの説明文で2人が掛け合いをしているのがいちいち面白い。
採取について
▲フィールドは広大な3D空間で操作感は悪くありません。強いて言うなら視点がちょっと近いかな? ストーリーを序盤のある程度まで進めると、天候を変えることにより地形が大幅に変えられ、それまで行けなかった場所に行けるなどのギミックもあります。
▲採取には素手で行うものもあれば、つるはしや鎌などの道具を使うものもあります。
採取道具も錬金術で作成し、しかもストーリーが進むごとに性能の高いものを作成できるようになっていきます。あとは「大採取」といって、ルーレット等のミニゲームによって採取するアイテムの質などを上げられるオブジェクトもあったり。こうしたステップアップの過程(できることが増えていく)を楽しめる人に向いているゲームです。
戦闘について
▲RPGなのでもちろん戦闘もあります。
今作の戦闘はタイムライン式。後衛と後退しながら2人分の攻撃を行ったり、特定の敵がまとうオーラを破壊すればブレイク状態にして追撃できたりといった戦術性も。仲間の人数が増えるとさらに戦闘の幅が広がるようです。
今のところレベル25程度のパーティでレベル35のフィールドボスを撃破したりもできているので、戦闘の工夫も楽しめそう。アトリエシリーズの風物詩といえば、「ぶっ壊れアイテムを作って敵を蹂躙していく」というバトルもありますが今作はどうでしょうね。
▲まだプレイ時間は13時間。調合や採取、探索をやりすぎたためストーリーがほんの序盤までしか終わっていません(まだ水龍に初めて遭遇したところ、といっておきます)。とりあえず今のところ「アトリエらしさ」を楽しめているのでこの先も期待です。